杉野遥亮:「時代劇への苦手意識」変わった? 「どうする家康」で大河初出演 “スタジオに池”美術セットにも感激

2023年大河ドラマ「どうする家康」で榊原康政を演じる杉野遥亮さん (C)NHK
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2023年大河ドラマ「どうする家康」で榊原康政を演じる杉野遥亮さん (C)NHK

 松本潤さん主演の2023年NHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)。1月15日放送の第2回「兎と狼(うさぎとおおかみ)」から、杉野遥亮さんが榊原康政(小平太)役で登場する。大河ドラマ初出演で、「正直、時代劇というものに苦手意識があった」と明かしつつ、ドラマの台本を読んだとき「すごく面白いと思えました」とも話す杉野さんが、撮影の感想などを語った。

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 「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。

 ◇僕が美術部だったらNHKで働きたいと思うくらいです

 大河ドラマについて、「俳優という仕事をやっているからには、一度は出たいと思う、そういう作品」と位置づけていたものの、「自分は正直、時代劇というものに苦手意識があったんです」と明かす杉野さん。理由は「歴史に詳しくないので、台本を読むのにすら苦労する」から。それでも「今回の台本を読んだとき、すごく面白いと思えました」と語っている。

 「『こういうふうに歴史に触れられたら、もっと歴史を好きになれただろうな』と思うような台本ですし、いただいた企画書もすごくキラキラしていて楽しそうだったんです。『その世界の一部になれるならうれしいな』という気持ちで、引き受けさせていただきました」

 実際に撮影現場に足を踏み入れ、「みんなが大河ドラマに出たいと思う理由が、やっと分かりました」とも話している杉野さん。

 「美術セットとか、むちゃくちゃすごいんです! スタジオに池があるなんて、僕は初めての経験でしたし、僕が美術部だったらNHKで働きたいと思うくらいです。馬術の稽古(けいこ)や所作にもたくさん時間をいただいて、いろいろなものをもらえている気がしてうれしいです」

 演じる榊原康政は徳川家臣団の一人。杉野さんによると「どうする家康」の現場はにぎやかだという。

 「僕は切り替えが下手で、不器用なところもあるので、わりとしゃべらずにいるほうですけれど、ふとしたときにコミュニケーションをとれるんです。撮影の合間、殿(松本さん)が写真を撮ってくれたり、そういう小さな時間で、気持ちが楽になる瞬間があります」

 ◇第2回「兎と狼」あらすじ 敵の罠にはまる松平軍

 第2回では、織田軍に包囲され、絶体絶命の松平元康(後の家康、松本さん)。だが、なぜか織田信長(岡田准一さん)は兵を引く。元康は慌てて大高城を飛び出し、瀬名(有村架純さん)を残す駿府に帰ろうとするが、家臣団は故郷の三河に戻りたいと猛反対。元康は渋々三河へ向かうが、敵の罠(わな)にはまり、重臣の鳥居忠吉(イッセー尾形さん)が大けがをするなど松平軍は壊滅状態に。

 何とか岡崎の大樹寺に逃げ込んだが……と展開する。

 榊原康政が徳川家臣団にどのように加わるのか、“出会い”にも注目だ。

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