鬼滅の刃:野村萬斎演出の能 狂言 反響受けて追加公演決定 京都、福岡、愛知、神奈川の能楽堂で上演

「能 狂言『鬼滅の刃』」の様子(C)吾峠呼世晴/集英社(C)吾峠呼世晴/集英社・OFFICE OHTSUKI
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「能 狂言『鬼滅の刃』」の様子(C)吾峠呼世晴/集英社(C)吾峠呼世晴/集英社・OFFICE OHTSUKI

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの人気マンガ「鬼滅の刃」が原作の能 狂言「能 狂言『鬼滅の刃』」が、5月から京都、福岡、愛知、神奈川の4都市で追加公演を順次開催することが分かった。狂言師の野村萬斎さんが演出、謡本補綴を担当し、人間国宝の大槻文藏さんが監修する舞台で、2022年7月に観世能楽堂GINZA SIX(東京都中央区)、同12月に大槻能楽堂(大阪市中央区)で上演された。観能後のアンケートやネット上での反響を受け、追加公演が決定した。

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 5月24~27日に金剛能楽堂(京都市上京区)、9月13~17日に大濠公演能楽堂(福岡市中央区)、同27、28日に名古屋能楽堂(名古屋市中区)、9月30日、10月1日に横浜能楽堂(横浜市西区)で上演される。

 萬斎さんは「京都の金剛能楽堂、福岡の大濠公園能楽堂、愛知の名古屋能楽堂、神奈川の横浜能楽堂と、全国のまわれなかった場所に行きますので、公演を心待ちにしてくださった皆様、お越しください。声と身体のみであらわす能 狂言の手法は回数を重ねるごとにパワーアップします。ぜひ能楽堂にてお待ちしております!」とコメントを寄せている。

 「能 狂言『鬼滅の刃』」は、主役であるシテ方として、文藏さんが鬼の累役、大槻裕一さんが竈門炭治郎役を担当。狂言方として萬斎さんが鬼の鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)役、野村裕基さんが我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)役、野村太一郎さんが嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)役を務める。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。

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