コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーにクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体作りなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。「AnimeJapan(アニメジャパン) 2023」で出会ったコスプレーヤーを紹介する。
3月25、26日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2023」は2日間で約10万人が来場し、多くのコスプレーヤーが集まった。KADOKAWAブースの「ようこそ実力至上主義の教室へ」エリアに一之瀬帆波のコスプレで登壇したチロルちゃんは、体のラインをきれいに見せることを意識したという。
「胸の大きさが特徴的なキャラクターなので、ブラジャーはパッドの入ったものを着用して。その上で絞るところは絞り、メリハリのあるボディーラインになるように意識しました。それとウイッグのふわっと感を出すために、ワックスは使わずスプレーのみでセットしたところもこだわったポイントです」
取材・文:ソムタム田井