久保ユリカ:「青春ブタ野郎」新作舞台あいさつで涙 サプライズで石川界人も

「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開記念舞台あいさつに登場した(左から)瀬戸麻沙美さん、久保ユリカさん、内田真礼さん(c)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ
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「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開記念舞台あいさつに登場した(左から)瀬戸麻沙美さん、久保ユリカさん、内田真礼さん(c)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ

 人気ライトノベル「青春ブタ野郎」シリーズ(電撃文庫)が原作のアニメの新作「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」の公開記念舞台あいさつが6月24日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催され、久保ユリカさんら声優陣が登場した。久保ユリカさんは、自身が演じる梓川花楓について語り、涙を流した。

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 梓川咲太の妹で不登校の花楓は「お兄ちゃんが行っている高校に行きたい」と高校受験を決意する。花楓は、いじめによる心的ストレスから記憶をなくし、その後の2年間を“かえで”という別人格で過ごしていた。記憶が戻ってからも花楓は“かえで”の努力を引き継ぎ、学校に行こうとする。新作では花楓の大きな転機が描かれている。

 久保さんは、涙ながらに「花楓もかえでも、もう一人の自分より劣っていると感じることがあって、それがつらかったんだろうな」と話し、花楓と“かえで”が、自身と声優としての自分にも重なる部分があったことを明かした。役に出会えたことで「自分を肯定できた」とも語った。

 花楓と“かえで”が歌う「不可思議のカルテ」が主題歌として流れることも話題になっている。久保さんは「花楓として歌い直す」のではなく「花楓として改めて歌う機会をいただけた」という思いで歌ったことを明かした。

 舞台あいさつには、梓川咲太役の石川界人さんがサプライズで登場。桜島麻衣役の瀬戸麻沙美さん、豊浜のどか役の内田真礼さん、広川卯月役の雨宮天さんも登壇した。

 「青春ブタ野郎」シリーズは、テレビアニメ化もされた「さくら荘のペットな彼女」の鴨志田一さん作、溝口ケージさんイラストのライトノベル。学校では浮いた存在の高校生・梓川咲太と、高校の上級生で活動休止中の女優・桜島麻衣の恋を描いている。思春期に起こるという“思春期症候群”がキーワードになっている。原作の累計発行部数は250万部以上。

 テレビアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」が2018年10~12月に放送された。劇場版アニメ「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」が2019年6月に公開された。「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」が“冬”に公開される。

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