菅井友香:櫻坂46卒業から半年「すごく充実」 競馬の仕事に携わり生まれた“夢” 馬主願望も?

「競馬BEAT」でメインMCを務める菅井友香さん
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「競馬BEAT」でメインMCを務める菅井友香さん

 昨年11月にアイドルグループ「櫻坂46」を卒業した俳優・タレントの菅井友香さん。今年2月からカンテレの競馬中継番組「競馬BEAT」(日曜午後3時、西日本ネット)のメインMCを務めている。アイドルになる前は馬術競技で活躍し、アイドルになってからも日本馬術連盟の馬術スペシャルアンバサダー(2017~21年)を務めた菅井さんだが、競馬に関しては初心者で「まだまだ勉強中」。ビギナーながらもMCとして奮闘する菅井さんに、競馬への思いや、櫻坂46を卒業して半年たった心境などを聞いた。

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 ◇競馬の猛勉強も「まだまだ」

 「馬と関わってきた人生でした」という菅井さん。馬との出会いは小学5年生で始めた「乗馬」で、その後始めた馬術競技では、全日本ジュニア馬場馬術大会チルドレンライダー選手権2位(2011年)、東関東馬術大会1位(2017年)と好成績を収めた。大学でも馬術部に所属。アイドル時代も“大の馬好き”を公言し「頑張る」と「馬力」を掛け合わせた「がんばりき!」というオリジナルのキャッチフレーズを生み出した。しかし「競馬は未知の世界でした」と振り返る。

 「番組のオファーをいただくまで競馬場に行ったことはほぼなくて。馬券も、昨年の『桜花賞』を(櫻坂46との)桜つながりで挑戦してみた一度きりでした。初心者なのに競馬番組のMCというのはすごく不安でしたし、自分にとっても大きな挑戦でした」

 「不安」を少しでも払拭(ふっしょく)するため、オファーを受けて競馬の猛勉強を開始したという。

 「競馬用語辞典を買ったり、競馬雑誌を毎週読んだり、他局の競馬番組も見たり……でもまだまだです。(共演の)岡安(譲)アナや、シャンプーハットの恋さん、スタッフさんたちにたくさん助けていただいているので、もっともっと自分でも知識を増やしていかなければいけないなと思います」

 「競馬BEAT」がテレビ番組初MCにもなった。「生放送なので、臨機応変に対応していかないといけないことが多く。最初の頃よりは良い意味で緊張しなくなりましたが、こちらもまだまだです」と試行錯誤している。

 生き物が絡む競技ならではの難しさもある。5月の日本ダービーでは、出走馬スキルヴィングが入線後に倒れこむ事態(その後急性心不全で死亡)に動揺した。「馬も生き物なので、いつショッキングな出来事が起こるのか分からないというスポーツであることを改めて感じました。人馬が無事にレースを終えられるよう祈りながら見守っていきたいです」と話した。

 ◇競馬を始めて思わぬ出来事

 馬券の方も苦戦中。「最近は馬連で購入することが多いのですが、なかなか相手(2着)が当たらなくて……。競馬を知れば知るほど、好きな馬が増えて絞れなくなって、(馬券を買うとき)どの馬を外すか毎回悩んでしまいます」と苦笑する。

 競馬を始めてから予想しなかった効果が生まれた。年上の番組共演者やスタッフとの“話の種”が増えたことだ。

 「競馬を通して上の世代の方ともお話しさせていただく機会が増えました! 『競馬やってるよね』と声を掛けていただいたり、競馬を通して幅広い世代の方とのつながりが増えてうれしいです!」

 競馬に携わるようになって生まれた夢もある。「競走馬のセカンドライフに興味が出てきました。引退馬たちが少しでも心地良いセカンドライフを送れるような環境を作るにはどうしたらいいか、微力ながらでも考えて行動していきたいです」と力を込める。

 「馬主の夢」も口にする。「一口馬主という制度を聞いて、ちょっと興味が湧いてきました。馬主ならではの競馬の楽しみ方もあると思うので、気になります」とほほ笑んだ。

 櫻坂46を卒業して約半年、舞台やラジオでも活躍する菅井さん。最後に「今充実していますか?」と尋ねると、笑顔で答えた。

 「卒業してから毎週関西でお仕事ができるようになり、ありがたいことにすごく楽しく活動させていただいています! お仕事以外の面でも一人旅に挑戦したり、家族で過ごす時間も増えました。これまで時間がなくてできなかったことや、やってみたかったことを、かなえられている半年かなと思います」

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