乃木坂46田村真佑:「“乃木坂大丈夫だ”って輝きを出せるように」 先輩の卒業で芽生えた自覚

乃木坂46の田村真佑さん
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乃木坂46の田村真佑さん

 アイドルグループ「乃木坂46」の4期生・田村真佑さん。8月1日に発売した初写真集「恋に落ちた瞬間」(ワニブックス)が話題となっている。今年12月でグループに加入して5年となるが、田村さんに今後の芸能活動の目標や、1期生と2期生が全員卒業して新たなスタートを切ったグループへの思いなどを聞いた。

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 ◇人見知りしない性格で少しでも現場を明るく

 今年上半期から3・4期生を中心に活動している乃木坂46。田村さん自身はどのような“立ち位置”を意識しているのかを聞くと、「昨年5期生が加入して、今4期生がちょうど真ん中の代なので、先輩後輩どちらの気持ちも分かる部分があると思うんです」と話す。

 「3期生と5期生、お互いの気持ちをくみ取れる存在になれたらいいなと思っています。私自身人見知りしない性格で、おしゃべりすることも好きなので(笑い)。5期生の子はまだお仕事に不安な部分もあるかも知れませんが、少しでも不安そうな子がいたら、話しかけています。“少しでも現場が明るくなるように”という思いで行動することが多いです」

 頼もしさをのぞかせる田村さんだが、5期生について「初めての後輩でもあるので、最初はすごく戸惑う部分もありました」と明かす。

 「5期生の加入当初は、それまで4期生が一番の後輩だったので、どこかまだ後輩気分が抜けていない部分もあったのですが、一緒に活動していく中で段々と“先輩になったんだな!”という瞬間が増えていきました。5期生は『どうすればいいんですか』と質問してきてくれる子が多いのですが、そういう場面で答えていく度に先輩の自覚が生まれました」

 後輩と一緒にご飯に行き、仕事の話を聞くことも。

 「ついこの前は、菅原咲月ちゃんと2人で焼き肉に行きました(笑い)。『最近どうなの?』といったお仕事の話とか、プライベートとか、いろいろ話しました。菅原ちゃんと2人だけでご飯に行ったのは初めてだったのですごく楽しかったです!」

 刻々と変化していくグループ。4期生の北川悠理さんと早川聖来さんが卒業を発表し、同期から初めて卒業者が出た。

 「4期生は加入して今年で5年になりますが、皆卒業はまだもうちょっと先かなと思っていましたし、2人共よく話すメンバーだったので正直すごく寂しいです。2人の卒業で改めて、一瞬一瞬を大切に活動していきたいなと思いました」

 ◇“乃木坂を盛り上げる” 選抜メンバーとして心掛けていること

 8月23日発売の最新33枚目シングル「おひとりさま天国」選抜メンバーの田村さん。おととし発売の26枚目シングル「僕は僕を好きになる」から毎作選抜入りしているが「ずっと選抜にいさせていただいているのは本当にありがたいこと。当たり前のことではないので、毎シングル最高のパフォーマンスができるように心掛けています」と力を込める。

 「まだフロントポジションに立ったことはなく、ファンの方からも『フロントに立っている真佑ちゃんが見たい』と言っていただくことも多くて、それ自体すごくうれしいですし、私自身も前に行きたいという気持ちはあります。でも何より一番大事に思っているのは、精いっぱい頑張って“乃木坂を盛り上げること”。それが選抜メンバーとしての活動で心掛けていることです」

 「乃木坂を盛り上げる」。先輩たちの卒業で、選抜メンバーとしての自覚が芽生えた。

 「先輩たちが見せてくれた景色を、今度は私たちが後輩やファンの皆さんに見せていきたい、見せなければと思っています。ファンの皆さんには『全然乃木坂大丈夫だ』って輝きを出せるよう頑張っていきたいです」

 個人での今後の芸能活動の目標を尋ねると「声を褒めていただくことが多いので声のお仕事はやってみたいです。5年間このお仕事させていただいていますが、まだまだ未知の世界がいっぱいなので、どんどん挑戦していきたいです!」と声を弾ませる。

 ラジオへの思いも強い。文化放送のラジオ番組「レコメン!」のダブルパーソナリティーを今年3月まで約3年間務めたが、「この5年間で私の一番印象的な部分ってやっぱりラジオだったと思うので、またどこかで挑戦できたらいいなと思っています。ファンの方ともまた面白いやり取りをしたいです」とほほ笑んだ。

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