森日菜美:今度は番組発の女子ユニットで歌と踊り 止まらない独自路線 東宝芸能の“アウトロー”が目指す場所

「呼び出し先生タナカ」から生まれた女子ユニットに参加している森日菜美さん
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「呼び出し先生タナカ」から生まれた女子ユニットに参加している森日菜美さん

 2021~22年に放送されたスーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」でフリント・ゴールドツイカーを演じ、注目を集めた森日菜美さん。今度はフジテレビ系のバラエティー番組「呼び出し先生タナカ」(月曜午後8時)から生まれた女子ユニットに参加し、話題を呼んでいる。多くの人気女優を擁する「東宝芸能」に所属し、自身も役者業にまい進する一方、グラビア、モデル、バラエティーでも光る活躍を見せ、独自路線を開拓。自身を「東宝芸能の“アウトロー”」と冗談交じりに位置付ける森さんに、新たな挑戦への思いを聞いた。

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 ◇デビュー曲お披露目「歌って踊るって、こんなにも大変なんだ」

 女子ユニットは森さんのほか、人気コスプレーヤーのえなこさん、人気インフルエンサーでモデルのなえなのさん、元HKT48でタレントの村重杏奈さんがメンバー。7月3日放送の「呼び出し先生タナカ」で行われた歌唱テストの“下位4人”によって結成された。

 結成発表後の反響について、森さんは「SNSのフォロワーも目に見えて増えて、自分のファンの方々も『ついにアイドルデビューだ』とか、『歌って踊る姿見たかった』とか、たくさんのお祝いとうれしいコメントが届いたので、やる気がさらに出て、ユニットへの思いも高まりました」と振り返る。

 デビュー曲は「はろー!NIPPON!!」に決定し、番組でもお披露目されたが「歌って踊るって、こんなにも大変なんだ」というのが森さんの率直な感想。特に「歌は課題」といい、「出来上がったものを自分で聴くと本当に声の癖が強くて……」と話すが、「それもまた個性かな」と開き直れる強さもある。

 そもそもの性格として「新しいことにチャレンジすることへの不安があまりない。むしろ楽しさが勝ってしまう」という森さん。約2年前の「ゼンカイジャー」でも、東宝芸能所属として、初めてスーパー戦隊シリーズにレギュラー出演し、オーディションでつかんだフリント役を最後まで演じきったという実績がある。

 「いざ飛び込んでみたら試練が待っていたり、壁にぶつかったりして、落ち込んだりもするのですが。やったことのないことに対して一歩踏み出す勇気は人よりもあると思います」と笑顔を見せた。

 ◇「アウトローでも輝いているよね」と言ってもらえるように

 ユニット名は現在「ガールズユニット(仮) 」となっていて、8月8日に、フジテレビの夏の大型イベント「お台場冒険王 2023 SUMMER SPLASH!」内で行われる番組の公開収録で決定する。

 ユニットについて「部活みたいな感じ。和気あいあいとしていて、キャッキャキャッキャと女の子ならではの盛り上がり方をする。本当に笑いが絶えない4人です」と話す森さん。

 デビュー曲「はろー!NIPPON!!」についても、「『爆売れする』って私たちは言っています(笑い)」と自信をのぞかせ、「ここから駆け上がっていけるくらいいいものができて、普段は交わらない4人が交わった新鮮さと面白さ、さらに可愛さもあるので、『うちら最強だな』って話しています。マインドは“ギャル”です」とアピールする。

 番組発の女子ユニットへの参加と、自身のキャリアに新たなページを加えることになった森さんは、今後についても「東宝芸能の中で異色の存在になっていきたいと思う」と明かす。

 「東宝芸能と言ったら、老舗の事務所でたくさん輝いている女優さんがいる、というイメージがあると思うのですが、アウトローな存在もここにいるよって(笑い)。自分でもアウトローな存在だなって最近、思っているし、『アウトローでも輝いているよね』と言ってもらえるようになれたらうれしいです」と告白する。

 “異色の存在”でいるためにも、「バラエティーとかで体張っている姿と、女優としてこんな役もできるんだという“ギャップ”を大切にやっていきたい」とも話していて、「事務所に入ったのが14歳のときで、今22歳になりましたけど、この先は『一皮むける』じゃないですけど、大人らしさも身に着けつつ、今はいただける仕事を頑張りながら、地に足をつけてやっていきたいなって思います」と語った。

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