ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
キュートな見た目とのギャップのある“低音ボイス”が特徴のアイドルグループ「日向坂46」の齊藤京子さん。公開中の劇場版アニメ「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!」で声優に初挑戦した。アイドルになる前はコンプレックスだったという声を生かして活躍する齊藤さんに、今作の出演について話を聞いた。
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インタビュー中、今作への出演について「すごくうれしかったです」と繰り返し語った齊藤さん。喜びは格別だったようだ。
「声について注目していただくことが多かったので、声優のお仕事はいつかやってみたいなと思っていました。お話をいただいたときは衝撃でしたし、かなえられて本当にうれしかったです!」
演じているのは、世間から隠れて暮らす主人公のカメたちとひょんなことから出会い、カメたちを助ける女子高生エイプリル・オニール。ジャーナリストを志しており、ニューヨーカーらしく勝気で会話センスも抜群だが、過去にあるトラウマを抱えている……というキャラクター。
「ジャーナリストを目指している大人っぽい子でテンションも高いので、いつも以上にテンションを上げて、ハキハキしゃべるよう意識しました。声も少し張り上げているので、日向坂46のファンの方には新鮮に感じていただけると思います(笑い)!」
人生初となったアフレコは苦戦の連続だった。収録は一人だけで、さらに齊藤さんが吹き替えキャストの収録のトップバッター。全て英語の映像を見ながらの吹き替えになった。
「最初は全然つかめなくて、“これでテンション感合っているのかな?”と手探りでしたし、プレッシャーもあったので難易度は高かったです。アニメーションの口の動きに合わせてセリフを言うのも苦戦して、吹き替えの難しさを感じました」
だがそんな苦労以上に吹き替えの仕事は肌に合ったようで「すごく楽しかったです!」とにっこり。完成した作品を試写で見たときは「『私の声が映画に出てる!』と興奮してずっと前屈みになってました(笑い)」と顔をほころばせる。そして日向坂46メンバーからの反響もうれしかったという。
「予告編が公開されたとき、真っ先に小坂菜緒が『とても良かったです、上手でした!』と連絡をくれて。小坂がメンバーの中でもアニメ好きなので、そんな小坂にそう言ってもらえたのは少し自信にもなりました!」
日向坂46屈指の歌唱力を持ち、今年5月にはソロコンサートをぴあアリーナMM(横浜市西区)で開催。ハキハキしたしゃべり方と天然なキャラクターでバラエティーでも活躍する齊藤さん。その声は今ではかけがえのない個性となっているが「昔はコンプレックスでした」と語る。
「いつから声が低かったのかあまり覚えていないのですが、小さい頃からほかの子より低めで、女の子っぽい可愛らしい声とはほど遠くて。正直あまり好きではなかったです」
だがアイドル活動を始めてから、周囲の反応でそれが“武器”だと気付いた。
「アイドルになってから声を褒めていただくことが多くて! バラエティーでは芸人さんによくツッコんでいただいたり、話題にしてくれたり。グループで歌唱するときもほかのメンバーと明らかに声が違うので、ファンの方に『分かりやすい』と言われたりしました。これは私だけの個性なんだ、幸せだなって思えるようになりました」
声優の仕事も、そんな唯一無二の武器が切り開いた。今後も生かしていきたいといい、「芸能のお仕事を始めて7年、これまでいろいろお仕事を経験させていただいてきましたが、吹き替えのお仕事も楽しくて! これからも挑戦したいです」と目を輝かせた。
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