俳優の原菜乃華さんの初の写真集「はなのいろ」(KADOKAWA)が、10月30日に発売された。今年8月に20歳の誕生日を迎えた原さんの“10代最後の等身大の姿”を収めた一冊だ。本人の希望もあって、ロケ地に選ばれたのは沖縄。水着での撮影が終わった後に食べた沖縄のソウルフード“ポーたま”が「今まで食べてきたものの中で一番おいしかったです」と笑顔で明かす原さんに思い出話を聞いた。
◇「すごくファースト写真集らしい写真集」に
写真集は、原さんがさまざまな「初めて」に挑んだ姿が写し出されている。
「すごくファースト写真集らしい写真集だなって思います。今まであまり見せてこなかった素の表情も入っていて。ホテルで布団にくるまってはしゃいでいるカットもあるのですが、私は寝ることが大好きで、休日はほぼベッドの上で過ごしているので、撮影でもすごくリラックスできました。自分で写真を選ばせてもらったのですが、いいカットが多かったので、そこも注目してもらえたらなと思います」
ロケ地に沖縄を選んだのは、原さんいわく「海が好きで、キレイな海が見たいと思ったから」。撮影期間中は天候にも恵まれ久しぶりの沖縄の地を満喫した。
「『台風が来るかも』と言われていたのですが、全日程、奇跡的に晴れて。私、普段は『雨女』なのですが、今回、その疑惑が少し晴れた気がします」
当初のスケジュールから水着カットの撮影が初日に前倒しされたことで、思わぬ“恩恵”も受けた。
「水着のカットの撮影日が、最初のスケジュールでは2日目か、3日目だったと思うのですが、その日の天候が怪しくて、初日にずれたんです。それまで一生懸命、食事制限とかトレーニングとかしていたので、早めに終わってホッとしたのと、その後においしいものをいっぱい食べられたのはうれしかったです」
◇ダイエットするいいきっかけに? 初の水着カットの思い出
水着のカットは、今回の写真集のさまざまな「初めて」のうちの一つとなったが、「恥ずかしさはなくて、これを機にダイエットしようって、いいきっかけにもなりました」と笑う。撮影に向けてはジム通いと食事制限で体を作ったという。
「体を少し絞ろうと思って、食事制限しつつ、ボディーラインがキレイに見えるようなトレーニングを。特に腹筋ばかりやっていました。あとはたくさん歩いたりとか。周りからは『やせたね』『キレイになってね』と言っていただけました」
衣装については、「こういう色のワンピースが着たいとか、提案はさせていただきました」と明かす。
「用意していただいた衣装が古着も多かったので、沖縄にずっと住んでいる子みたいに見えたらいいなっていうのはありました。あとワンピースが好きなので、キャミソールの黒のワンピースが着たいって強く推して、衣装に入れてもらったのですが、そのワンピースを着て、古民家で撮った写真は自分でもお気に入りです」
◇スタッフと話し合って決めたタイトル 「キャッチーで可愛い」
撮影中は「変な感じでした」とも振り返る原さん。
「雑誌の撮影とは違うし、お芝居のときとも当然違っていて。でも、どちらかというと、お芝居をしている感覚に近くて。衣装やシチュエーション、時間帯によって表情が変わっていったりとか、そういうのも少し意識しながらの撮影で、慣れないことでしたが、楽しかったです」
写真集のタイトル「はなのいろ」とひらがな表記で、原さんがスタッフと話し合って決めた。
「私の中で、英語よりかは、読みやすいひらがな、もしくは漢字っていうのがあって。名前の原菜乃華の『華』を『花』に間違えられることも多かったので、『華』を入れたタイトルもいいよねって話もあったのですが、最終的にこれに落ち着きました。覚えてもらいやすいし、読みやすい。キャッチーで響きが可愛いくて、ファースト写真集らしいタイトルだなって思います」
写真集はB5判、112ページ。価格は3300円。11月3日に東京・HMV&BOOKS SHIBUYA、4日に大阪・HMV&BOOKS SHINSAIBASHIで発売記念イベントも開催する。