キングダム:コミックス累計1億部突破へ 250人超え圧巻のビジュアル 原泰久の“100%アナログで描かれる週刊連載の1週間”公開

「キングダム」のコミックス累計発行部数1億部突破を記念したビジュアル(C)原泰久/集英社
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「キングダム」のコミックス累計発行部数1億部突破を記念したビジュアル(C)原泰久/集英社

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原泰久さんの人気マンガ「キングダム」のコミックス最新70巻が11月17日に発売され、電子版を含むコミックスの累計発行部数が1億部を突破する。同作は、2006年に連載を開始し、約17年で大台に達することになる。累計1億部突破は、集英社の青年誌では史上初の快挙となる。累計1億部突破を記念し、同作に登場する250人以上のキャラクターが集結した圧巻のビジュアルが公開された。

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 集英社のマンガで累計1億部を突破しているのは、秋本治さんの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、鳥山明さんの「DRAGON BALL」、荒木飛呂彦さんの「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、井上雄彦さんの「SLAM DUNK」、尾田栄一郎さんの「ONE PIECE」、岸本斉史さんの「NARUTO-ナルト-」、久保帯人さんの「BLEACH」、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんの「鬼滅の刃」。

 1億部突破を記念し、原さんの執筆現場に1週間にわたり密着した動画「The Week of KINGDOM」が、ヤングジャンプ公式YouTubeチャンネル「ヤンジャン漫画TV」で11月17日に公開される。仕事場に8Kカメラを設置し、原さんが真っ白な紙にシャープペンシルでネームを描き始めるところから、8人のアシスタントがフル稼働し、原稿が完成する瞬間まで完全密着。“100%アナログで描かれる週刊連載の1週間”に密着した総撮影時間216時間52分41秒に及ぶ撮影データを凝縮させ、執筆作業の様子を赤裸々に伝える映像となっている。ショートバージョンが11月17日に公開され、ロングバージョンが22日に公開される。

 記念ビジュアルを使用した広告が、11月17日の朝日新聞朝刊と全国の地方紙33紙、ブロック紙(北海道、中日、西日本)3紙に掲載される。

 連載誌「週刊ヤングジャンプ」(集英社)では、11月16日発売の51号、11月22日発売の52号の2号連続で「キングダム」が表紙を飾る。「キングダム」が2号連続で同誌の表紙を飾るのは初めて。51号は表紙、巻頭カラーに登場し、コミックス最新70巻の別バージョンカバーが付録として付く。連載開始時から歴史を振り返る特製ピンナップ「キングダムクロニクル」も掲載された。52号では、原さんが描き下ろした記念イラストを使用した額入り複製色紙のプレゼント企画を実施するほか、スペシャルクリアファイルが付録となる。

 コミックスの豪華版が2024年3月から発売されることも発表された。作品初となる「読書感想文コンクール」も開催される。原さんが最終審査し、入賞者には直筆サイン色紙などの賞品が贈られる。マンガアプリ「ヤンジャン!」や電子書籍ストア「ゼブラック」では、約10年ぶりとなるコミックス10巻分無料公開キャンペーンを実施する。期間は11月17日~12月31日。

 「キングダム」は、中国の春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す信の活躍や、後に始皇帝の名で知られるようになる秦王・エイ政ら英雄たちのドラマを描く。2013年に「第17回手塚治虫文化賞」マンガ大賞を受賞した。

 テレビアニメも人気を集めており、第1シリーズが2012年6月~2013年2月、第2シリーズが2013年6月~2014年3月、第3シリーズが2021年4~10月、第4シリーズが2022年4月~10月に放送された。第5シリーズがNHK総合で2024年1月6日深夜0時から放送される。実写映画化も話題になり、第1弾が2019年、第2弾が2022年、第3弾が今年7月に公開された。第4弾の製作も決定している。

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