ガンプラW杯:“世界一ガンプラ”は制作期間4年の力作 膨大なガンプラをミキシング バナージ、ミネバも

「ガンプラビルダーズワールドカップ 11thトーナメント」のOVER-21コースで世界一になったガンプラ
1 / 47
「ガンプラビルダーズワールドカップ 11thトーナメント」のOVER-21コースで世界一になったガンプラ

 アニメ「ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)の作り手世界一を決めるコンテスト「ガンプラビルダーズワールドカップ(GBWC、ガンプラW杯)」の第11回「ガンプラビルダーズワールドカップ 11thトーナメント」の世界大会決勝戦が12月16日、ガンダムベース東京(東京都江東区)で開催され、21歳以上のOVER-21コースで、カナダ代表の「ボンド フロム アボーブ」(サイモン・ラムさん)が世界一に選ばれたことが分かった。「PG 1/60 RX-78-2 ガンダム」などをミキシングして「機動戦士ガンダムUC」に登場するトルロ社製プチモビルスーツTOLRO-800(トロハチ)を制作した。バナージ・リンクスとオードリー・バーン(ミネバ・ラオ・ザビ)などの造形にこだわった。制作期間は約4年。

ウナギノボリ

 優勝したサイモン・ラムさんはガンプラ歴約12年で、「香港にいた時、『ガンダム』のアニメを見て、魅了された」といい、ガンプラ制作を始めた。優勝作品は「膨大なガンプラのパーツを使用した」といい、こだわりを「20分の1スケールのトロハチのガンプラはありません。デカール(シール)もないので、全て塗装しました。コロナ禍で制作を休止したこともあり、4年かかりました」と語った。

 20歳以下のU-20コースは台湾代表の「ザ ブレッシング」(ハルさん)、14歳以下のU-14コースはタイ代表の「ザ ドラゴンホース マニル マンコーン」(パッサコーン・フォサインガムさん)が世界一に輝いた。

 GBWCは、ガンプラの工作や塗装技術、アイデアなどを競う国際大会で、2011年に始まった。今年は、前回同様に14歳以下のU-14コース、15歳以上、20歳以下のU-20コース、21歳以上のOVER-21コースがある。

 日本、中国内地、韓国、台湾、香港特別行政区、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、米国、カナダ、ヨーロッパ&中東、英国の16の国と地域で開催。各エリア、地域大会を順次開催し、代表を選出した。

写真を見る全 47 枚

アニメ 最新記事