解説:サイコフレーム、コア・ファイターにこだわった最高、最新のガンプラ MG ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka

「機動戦士ガンダムNT」のナラティブガンダムC装備のプラモデル「MG 1/100 ナラティブガンダムC装備 Ver.Ka」
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「機動戦士ガンダムNT」のナラティブガンダムC装備のプラモデル「MG 1/100 ナラティブガンダムC装備 Ver.Ka」

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」に登場するナラティブガンダム C装備のガンプラ(プラモデル)が、バンダイスピリッツの「MG」シリーズから「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」として4月に発売されることが話題になっている。デザイナーのカトキハジメさんがプロデュースする「MG Ver.Ka」シリーズの新作で、価格は7700円。サイコフレームの造形とギミック、コア・ファイターの変形、設定に準じた構造にこだわったガンプラについて解説する。

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 ◇「やせっぽち」の素体 美しいサイコフレーム

 ナラティブガンダムは、アナハイム・エレクトロニクス社製のMS(モビルスーツ)。RX-93 νガンダムの前にサイコフレーム試験機として開発された。各部の装甲が外されており、機体の内部フレームがむき出しになっており、劇中では「やせっぽち」と呼ばれる場面もあった。試験機という出自から素体自体の武装は頭部バルカンのみで、複数の武装を換装して運用することになる。

 ナラティブガンダム C装備には、ユニコーンガンダム3号機 フェネクスを誘い出すために、ルオ商会が収集したサイコフレームを装着した機体。RX-0(ユニコーンガンダム)シリーズのサイコフレームが外装として組み込まれている。

 「MG Ver.Ka」は、設定の通りに、素体を組み上げてからサイコフレームを各部に装着する。素体は、上腕や大腿(だいたい)部、腹部、足首の周りには外装はなく、「やせっぽち」の状態を再現した。

 NT-D未発動状態、NT-D発動状態の2種のサイコフレームが付属し、選択して組み立てることができる。NT-D未発動状態のサイコフレームは、落ち着いた色調の白とグレー系となっている。

 NT-D発動状態のサイコフレームは、クリアパーツの厚さを調整し、表面以外にも裏面や側面にディテールを彫り込んだ。見る角度によってはクリスタルガラスのように反射する。

 ◇鳥のようなコア・ファイター 可動もすごい!

 ナラティブガンダムは、νガンダム、ユニコーンガンダムなどほかのサイコフレーム搭載型MSでは採用されなかったコア・ブロック・システムを搭載しているのも特徴。ガンプラも戦闘機形態のコア・ファイターがMSのコア・ブロックに変形するギミックを備える。

 コア・ブロックの機首と主翼、尾翼を展開させると、コア・ファイターに変形し、鳥のような主翼が現れる。RX-78-2 ガンダムのコア・ファイターのようなカラーリングと機首も再現した。劇中の整備シーンのように、コックピット・ハッチが開くギミックも備える。

 広い可動域によって、劇中のダイナミックなアクションシーンの再現も目指した。腰の前部分が沈み込むように可動することで、前かがみの動作を実現し、股関節の軸は左右で個別にスライドする。腰の回転可動、脚部側の可動機構によって、自然なポージングも可能だ。

 股関節がブロックごとに可動し、膝裏のフィンが膝の可動に連動して沈み込むことで深く脚を曲げることができるなど「MG」シリーズで培われてきた可動ギミックを備える。

 武装としてビーム・サーベル、ビーム・ライフル、シールドなどを装備。ビーム・ライフルはジェガン用のカスタムタイプで、センサーとマズルユニットを交換することでジェガン用にもなる。

 中距離戦闘ではビーム・ライフルとシールドを装備し、近接戦闘ではビーム・サーベルの二刀流で戦うなど劇中では戦闘に応じて武器を持ち替えていた。使用していない武器を背中や腰に装着した状態も描かれており、ガンプラでも腰のラッチにビーム・サーベル、シールドをバックパック、ビーム・ライフルを腰のラックにそれぞれマウントできるなど細部を再現した。

 「MG 1/100 ナラティブガンダム C装備 Ver.Ka」には最高、最新のガンプラの技術が投入されている。4月の発売が待ち遠しい。

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