わんだふるぷりきゅあ!:初の“犬のプリキュア”の理由 「思いやることの大切さ」伝える

「プリキュア」シリーズの第21弾「わんだふるぷりきゅあ!」の会見の様子(c)ABC-A・東映アニメーション
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「プリキュア」シリーズの第21弾「わんだふるぷりきゅあ!」の会見の様子(c)ABC-A・東映アニメーション

 人気アニメ「プリキュア」シリーズの第21弾「わんだふるぷりきゅあ!」の会見がこのほど、オンラインで開かれた。同作のモチーフは「動物」で、2004年にスタートした同シリーズでは初めて“犬のプリキュア”が登場することも話題になっている。第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」では“男子プリキュア”や“新成人プリキュア”が登場し、昨年は“男子プリキュアの舞台”が上演されるなど、同シリーズは、常識とされるものにとらわれず、進化、変化してきた歴史がある。第21弾でも“犬のプリキュア”という新機軸を打ち出す。会見で、アニメを手掛けるABCアニメーションの多田香奈子プロデューサーが新作への思いを語り、“犬のプリキュア”が登場することになった経緯を説明した。

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 「プリキュア」シリーズは20周年を迎えた。多田プロデューサーは「20周年を迎え、昨年はさまざまなチャレンジをしてきました。そこで私たちが感じたのは、たくさんの視聴者の皆様との絆です。20年という長い歳月をかけて紡いできた物語は、確実に子供たちの心に種を残し、大人になって新たな光として心の奥で芽吹いている。そのことを実感させていただいた20周年でした。応援し、支えてくださる皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます」とファンへの思いを語った。

 新作はさらなる「新たなステージ」を目指すといい、“犬のプリキュア”が登場することになった理由を「プリキュアには大事にしていることが二つあります。常に変わらない信念、もう一つは常に新しいチャレンジをすることです。皆様が20年愛し、育ててくださったプリキュアは、今年も決して揺らぐことはありません。そして新しいチャレンジとして史上初の犬のプリキュアが誕生します。伝えたいことは、思いやることの大切さです。動物たちから学ぶことはとても多いです。犬は人間のことをよく見ています。そして驚くほどの愛情を私たちに与えてくれます。相手を知ろうと努力すること、相手の気持ちを一生懸命考えること。それは動物同士、人間同士、動物と人でも決して変わることはありません。動物も人もみんな仲良しで“わんだふる”な世界になるように、思いを込めてこの作品をお届けしたいと思います」と説明した。

 会見には、キュアワンダフル/犬飼こむぎ役の長縄まりあさん、キュアフレンディ/犬飼いろは役の種崎敦美さん、お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんも登場した。松田颯水さんがキュアニャミー、上田麗奈さんがキュアリリアンを演じることも発表された。

 「わんだふるぷりきゅあ!」のモチーフは「動物」で、テーマは「動物も人も、みんな友達になれる!」、キーワードは「みんな なかよし!わんだふる~!」。動物と人が仲良く暮らす街・アニマルタウンを舞台に、犬と飼い主、猫と飼い主など動物と人の間に紡がれる深い絆、種族を超えた交流を描く。「おしりたんてい」などの佐藤雅教さんがシリーズディレクターを務め、成田良美さんがシリーズ構成、内田陽子さんがキャラクターデザインを担当する。ABCテレビ・テレビ朝日系で2月4日から毎週日曜午前8時半に放送される。

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