アイドルグループ「櫻坂46」の1期生、小林由依さんの卒業コンサートが2月1日、国立代々木競技場 第一体育館(東京都渋谷区)で開催された。ライブには、パニック障害のため昨年10月から活動休止中の同期、小池美波さんも駆けつけ、グループに残る同期3人から見送られた。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
小林さんは時折目を潤ませることはあるものの涙は見せず、ライブ終盤には「本当に大満足です!」と笑顔。改名前の「欅坂46」時代から、グループをけん引してきた功労者が、笑顔で約8年半のアイドル活動にピリオドを打った。
卒業コンサートは1月31日、2月1日の2日間にわたって開催。1日のライブでは、欅坂46時代の楽曲で、ライブの定番曲「危なっかしい計画」を披露する一幕もあり、会場のボルテージが一気に最高潮に達した。
また、小林さんが最若手の3期生メンバーと一緒に、3期生楽曲「Anthem time」も披露。小林さんは「入った当初を思い出すような懐かしい気持ちになりました。楽しかったです!」と笑顔をはじけさせた。
アンコールで自身のソロ曲「君がサヨナラ言えたって…」を披露。その後、一人でステージに現れた小林さんは「ついにこの日が来たなって感じです。ここで何を話そうかすごく考えていたのですが、まとまらない部分もあるので、少し長くなるかもしれません」と、約12分間にわたってあいさつし、メンバー、スタッフ、家族、ファンに丁寧に感謝を伝えた。
「8年半つらかったことももちろんあるのですが、(それ以上に)本当に楽しくて!」と声を弾ませ、「“小林由依”が、これからも皆さんの記憶の片隅にちょこっとだけでもいられたら、うれしいです」とほほ笑んだ。
小林さんのあいさつの後に、ステージには同期の齋藤冬優花さん、上村莉菜さんが登場。そして小林さんが「もう一人、1期生がいますね? 今日は来てくれました」と呼び掛けると、会場がどよめく中、活動休止中の小池さんが登場。小池さんは「ゆいぽんの最後の姿を見させていただきたかったので、駆けつけました!」と話し、4人で1期生曲「タイムマシーンでYeah!」を披露した。
最後にメンバー全員で「櫻坂の詩」を披露すると、小林さんは「私はこのグループが本当に大好きです。皆さん、これからも櫻坂46をよろしくお願い致します!」とファンに深々と頭を下げた。
小林さんは1999年10月23日生まれの24歳。埼玉県出身。2015年8月に欅坂46の1期生オーディションに合格し、芸能活動を開始。2020年10月にグループ名が櫻坂46に改名後も、人気メンバーとしてグループを支えた。俳優としても活躍しており、映画「さくら」(2020年)などに出演。昨年は舞台「隠し砦の三悪人」でヒロインを務めた。