人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの完全新作劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に登場するラクス・クラインの生誕記念舞台あいさつが2月4日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、ラクス役の田中理恵さん、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘さんが登場した。2月5日のラクスの誕生日を記念した舞台あいさつで、サプライズで福田己津央監督が田中さん、ラクスについてつづった手紙が読まれ、田中さんは感涙した。
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福田監督の手紙は長文で「20年以上演じてくれてありがとう」「特に今回のFREEDOMはよかった」「素晴らしいものでした」「両澤は本当に目を掛けていた」「あなたのおかげで、ラクスは魅力的で記憶に残る存在になりました」などとつづられていた。
「両澤」とは、福田監督の妻であり、テレビシリーズのシリーズ構成、脚本を手掛けた両澤千晶さんのことで、両澤さんは2016年に亡くなった。「SEED FREEDOM」では後藤リウさん、福田監督と共に脚本としてクレジットされている。
田中さんは「感動しすぎて……涙腺が崩壊してしまいました」と話し、「SEED FREEDOM」の収録について「両澤さんのことを思いました。悔いが残らないようにやろうとしました」と思いを明かした。
サプライズで福田監督が登壇し、田中さんに花束を渡し、ピンクのハロなどがあしらわれた誕生日ケーキもプレゼントされた。
「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は2004年10月~2005年10月に放送された。これまでの「ガンダム」シリーズのファンに加え、多くの女性層を獲得し、“21世紀のファーストガンダム”とも呼ばれている。ガンプラ(プラモデル)も好調で、小学生を中心に“第二次ガンプラブーム”を巻き起こすなど大きなムーブメントとなった。
「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田己津央監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、公開されたことも話題になっている。1月26日に公開され、9日間で興行収入が18億円を突破するなどヒットしている。
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