ガンダム:木粉配合ガンプラ誕生 ほのかに木の香り 化粧品空き容器原料のプラモも

木くずを原料の一部に使用したプラモデル「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム[ヴィンテージカラー]」(c)創通・サンライズ
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木くずを原料の一部に使用したプラモデル「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム[ヴィンテージカラー]」(c)創通・サンライズ

 バンダイスピリッツが、木くずを原料の一部に使用したガンプラ(プラモデル)「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム[ヴィンテージカラー]」を3月22日に発売することが分かった。間伐材や、製材所の鋸屑(のこくず)、建築用木材の端材など廃棄になる木くずを粉砕し、木粉配合プラスチックとして原料の一部に使用した。木粉を約20%配合した樹脂を使用し、石油由来プラスチックの比率を抑えた。ほのかに木の香りがするガンプラになるという。価格は1650円。

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 使用済みの化粧品空き容器を回収し、ガンプラの原料の一部としてリサイクルする取り組みも開始した。回収対象となるのは、D-Nee コスメティックのコスメシリーズ「3650」のアイライナー、マスカラで、化粧品容器には鉄が使用されており、その重量感を引き継ぐガンプラが登場する。全国の「namco」をはじめとするバンダイナムコアミューズメントの約190店舗や「3650」の取扱店が回収拠点となる。試作品「Figure-rise Mechanics ハロ」が3月22~24日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催されるイベント「HYPER PLAMO Fes.2024」で初展示される。

 プラスチックの粉砕機、成形機をトラックに搭載し、全国の学校やイベントでリサイクル体験を提供する取り組み「MyPlastic Station」を始動することも発表された。使用済みのランナー(プラモデルの枠)を粉砕する粉砕機、粉砕された原料を溶解・固形化する成形機をつなげた専用の機械をトラックに積み、新たなプラスチック製品が生み出される様子を間近で見ることができる。「HYPER PLAMO Fes.2024」で初公開され、参加者にその場で成形したリサイクルプラスチックのものさしをプレゼントする。

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