昨年頃から「seju」という芸能事務所の名前を目にする機会が多くなっている。タレントのなえなのさんや、昨年3月末にテレビ東京を退社したアナウンサーの森香澄さん、元「NMB48」の本郷柚巴さんらが所属しており、ここ一年ほどで知名度を上げた勢いのある事務所だ。2月5日発売の週刊誌「週刊プレイボーイ(週プレ)」(集英社)8・9合併号でも、森さんや本郷さんら、sejuのタレントが集結して注目を集めたが、改めてsejuとはどのような事務所なのか見ていきたい。
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「seju」は2022年4月、これまでインフルエンサーを中心にマネジメントしていたGROVE株式会社が、インフルエンサーの枠組に捉われない、「可愛い」を作り出す女子たちのために、新たに発足させた。
当時、GROVEは「瞬く間に移り変わる時代の変化により、本質的なIP(Intellectual Propertyの略で知的財産として価値を持つもの)の魅力が求められる時代となりました。そこで『タレントIPの影響力最大化』を目的とし、新しい時代に即したタレントIPのマネジメントのあり方を提唱していきます」(一部抜粋)と、発足の理由を説明している。
同時に、GROVEに在籍していた、なえなのさんが移籍。現在、バラエティーやドラマに出演し、歌手としても活動するなえなのさんだが、SNS界隈(かいわい)だけではない、幅広いジャンルでの活躍ぶりからも、sejuの戦略眼がうかがえる。
そんなsejuの知名度が上がったのは、昨年3月末にテレビ東京を退社した森さんが、次の所属先に同事務所を選んだことだろう。森さん自身も、sejuに所属してすぐさま、ファッションイベントのMCに就任。その後も人気雑誌への登場や、多数のバラエティー番組や、連ドラへの出演など、フリー1年目から充実の仕事ぶり。森さんは今年、写真集の発売や、連続ドラマ「オトナの授業」(放送局未発表)で主演を務めることなども発表されており、さらなる活躍が見込まれる。
また、グラビアでもseju所属タレントを目にする機会が日ましに増えている。NMB48時代からグラビアで大活躍だった本郷柚巴さん、“令和のアグネス・ラム”などと話題の桑島海空さん、昨年の「ミスマガジン2023」でグランプリに輝いた今森茉耶さんらを擁しており、さまざまなマンガ誌、雑誌の表紙を飾っている。5日発売の週刊誌「週プレ」では、本郷さん、桑島さん、大熊杏優さん、紀内乃秋さんの4人が“seju4姉妹”として、表紙に登場した。
バラエティー番組「踊る!さんま御殿」(日本テレビ系)に出演し、TikTokでも人気の本望あやかさんや、ABEMAの恋愛リアリティショー「今日、好きになりました」に出演し、「Popteen(ポップティーン)」専属モデルとしても活躍する向井怜衣さんなど幅広いジャンルのタレントが所属するseju。令和に発足した新たな芸能事務所の“勢い”に注目だ。