今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”のとき。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間から、印象的な出来事、ほろ苦さまでを、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。5月24日公開の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」に出演している大原優乃さんに、“はじめての連ドラレギュラー”の思い出を語ってもらいます。
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私が初めて連続ドラマの役をいただいたのが「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系、2019年)。オーディションだったのですが、その頃、「映像に挑戦したい」という思いがありましたし、この作品を経て、「やっぱりこの道に進みたい」とはっきり思えました。あとは私にとっては“初めて”なのに、周りの役者さんはこれまでたくさんの経験をされているってことを痛感して、いい意味で焦りを感じることができた現場だったなと思っています。
カメラの前では(回っていなくても)私語禁止。私は初めてだったので「ドラマ、映像ってこういうものなんだ」となんの疑いもなくて。次の現場に行って「あれは特別だったんだ」とあとから気づくこともたくさんありました。
教師役は菅田将暉さんで、私は生徒の一人。教師ってその言動、行動一つで教室のすべての空気を変えられる力を持っていると思うのですが、それを象徴するかのような菅田さんのお芝居、お芝居を超える“何か”を現場で感じることができました。いまでもその感覚はなかなかないので、ものすごく貴重なスタートだったなと思っています。
おおはら・ゆうの 2009年、NHK・Eテレの子供向け教育番組「天才てれびくんMAX」のオーディションに合格し、同年11月に「Dream5」としてCDデビュー。2014年にはテレビアニメ「妖怪ウォッチ」のエンディングテーマ「ようかい体操第一」で人気を博し、同年の「輝く!日本レコード大賞」や「NHK紅白歌合戦」に出演。2017年に週刊誌「週刊プレイボーイ」(集英社)でグラビアデビューし、2019年には「カバーガール大賞」の大賞を受賞した。近年は、俳優としてドラマ「ゆるキャン△」(テレビ東京)、「あせとせっけん」(MBS)、「秘密を持った少年たち」(日本テレビ)、「万博の太陽」(テレビ朝日系)などの話題作に多数出演。バラエティー番組やラジオでも活躍中。
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