解説:伝説の「女子ーズ」公開から10年 “新生女子ーズ”爆誕 10年後の大物も?

12月20日公開の映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」に登場する“新生女子ーズ”(C)中村光/講談社(C)2024映画「聖☆おにいさん」製作委員会
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12月20日公開の映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」に登場する“新生女子ーズ”(C)中村光/講談社(C)2024映画「聖☆おにいさん」製作委員会

 12月20日公開の映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」(福田雄一監督)に“新生女子ーズ”が登場することが発表された。“女子ーズ”とは福田監督が手掛けたコメディー映画「女子ーズ」(2014年)に登場した個性的な5人の戦士たちだが、今回はキャストが一新され、新生女子ーズとして福田監督の最新作を彩る。ここでは、現在第一線で活躍する10年前の元祖・女子ーズのキャストを振り返りながら、新生女子ーズのキャストについて解説する。

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 ◇“CM女王”川口春奈がレッドに! ブルーは戦隊美女

 映画「女子ーズ」は、世界征服を企み地球に襲いくる邪悪な怪人を倒すため、5人の女性がレッド、ブルー、イエロー、グリーン、ネイビーからなる戦士になり、マイペースで世界の平和を守るというストーリー。

 リーダーであるレッドを演じたのは、桐谷美玲さんだった。モデルとしても人気を博していた桐谷さんは「女子ーズ」の後、フジテレビ系“月9”ドラマ「好きな人がいること」などで主演するなど俳優業で活躍。現在は日本テレビ系の「news every.」(日本テレビ系)のキャスターも務めている。

 “新生女子ーズ”のレッドを演じるのは、川口春奈さん。「silent」(フジテレビ系)や「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)など数々の話題作に出演しているほか、7月に発表された2024年上半期の「TVーCM会社数ランキング」(ニホンモニター)では、トップとなる21社のCMに出演し、お茶の間にも顔が知られている。福田監督の作品に出演するのは、2013年放送のTBSの深夜ドラマ「天魔さんがゆく」以来となる。

 元祖ブルーを演じたのは、藤井美菜さん。カーリングをテーマにした映画デビュー作「シムソンズ」や、主演を務めたホラー映画「恐怖」が話題となったほか、海外での活動も精力的に展開し、韓国ドラマ「ドクター探偵」などに出演。長年にわたってヤクルトのCMにも出演していたほか、「相棒 season22」(テレビ朝日系)や「正直不動産2」(NHK総合)などの作品に出演し続けている。

 今回ブルーを演じるのは、森日菜美さん。2021~22年放送のスーパー戦隊シリーズ「機界戦隊ゼンカイジャー」(テレビ朝日系)で一躍脚光を浴び、その後は俳優にとどまらず、「呼び出し先生田中」(フジテレビ系)をはじめとするバラエティーや、モデル、園芸番組、格闘技レポーターとさまざまなフィールドで活躍中だ。

 ◇イエローはグラビアでも活躍の元HKT48 グリーンは「ブギウギ」で話題の吉柳咲良

 10年前のイエローは高畑充希さんが演じていた。2103年度後期のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(朝ドラ)で抜群の歌唱力を披露して脚光を浴びた高橋さんは、2016年の朝ドラ「とと姉ちゃん」でヒロインに抜てきされ大ブレーク。ドラマに引っ張りだこで、直近ではNHK大河ドラマ「光る君へ」の藤原定子役が話題となった。

 “新生女子ーズ”でイエローを演じるのは、元HKT48の田中美久さん。HKT48にまだ在籍していた昨年7月期放送の「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)で初めて連ドラにレギュラー出演。同年末のグループ卒業を経て、今年は、MBSのドラマ「シンデレラ・コンプレックス」で初主演を務め、大胆なラブシーンにも体当たりで挑んだ。数々の雑誌、マンガ誌の表紙を飾るなど、グラビアでも大活躍中だ。

 現在放送中のフジテレビ系“月9”ドラマ「海のはじまり」でヒロインを務める有村架純さんも女子ーズの一員だった。グリーンを演じた後には、主演映画「ビリギャル」(2015年)での金髪姿での熱演が話題に。その後は2017年の朝ドラ「ひよっこ」で、高畑さんと同じく朝ドラヒロインの座を射止めた。

 今回グリーンを演じるのは、俳優でアーティストの吉柳咲良さん。2017~22年にミュージカル「ピーター・パン」でピーターパン役を務めるなど舞台で活躍。今年は朝ドラ「ブギウギ」で若手人気歌手・水城アユミを演じて注目を集めた。また、今年4月にユニバーサルミュージックからデビューシングル「Pandora」を発表し、アーティストとしての活動も開始した。

 ◇ネイビーは“Z世代注目のクールビューティー”

 ネイビーを演じていたのは、山本美月さんだった。モデル・俳優として活躍し、「女子ーズ」の後も「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(フジテレビ系)や映画「貞子vs伽椰子」「ピーチガール」「ザ・ファブル」などの作品に出演している。

 今回ネイビーに選ばれたのは、“Z世代注目のクールビューティー”と呼ばれる安斉星来さん。バラエティー番組「超無敵クラス」(日本テレビ系)で注目を浴び、抜群のルックスでモデルとしても活躍中。今年は「新空港占拠」(同)に出演するなど、俳優業でも活躍の幅を広げている。

 今振り返ると、そうそうたるメンバーがそろっていることから、伝説の作品ともいえる映画「女子ーズ」。今回、なかなかそろうことが難しいそんな元祖女子ーズに代わり、令和のイマドキ女子たちが選ばれたとのことだが、川口さんなど既にブレークを果たしている人から、ネクストブレークが期待できる森さんや安斉さんが選出されているキャスティングが面白い。この中に“10年後の大物”がいるかも知れない。

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