市原隼人:「べらぼう」で3度目の大河ドラマ 吉原一の花魁・瀬川を身請けする鳥山検校に

2025年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する市原隼人さん
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2025年1月5日スタートのNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する市原隼人さん

 俳優の市原隼人さんが、2025年1月5日にスタートするNHK大河ドラマべらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演することが分かった。市原さんが大河ドラマに出演するのは「おんな城主 直虎」(2017年)、「鎌倉殿の13人」(2022年)に続き3度目。“盲目の大富豪”鳥山検校(とりやま・けんぎょう)を演じる。

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 鳥山検校は、当時吉原一の花魁(おいらん)といわれた瀬川(小芝風花さん)を、1400両で身請けした男。“検校”というのは盲人に与えられた最高官位であり、鳥山は幕府の許しを得て高利貸しを行い、多額の資産を築いていた。金の力ですべてを手に入れてきた鳥山だったが、唯一、妻の瀬川の心だけは自分のものにできておらず、そこに蔦重(横浜流星さん)の姿を感じ取る。

 市原さんは「いまだ謎に包まれた人物でありながら、盲人組織当道座における最高位である鳥山検校を演じさせていただきます。生まれ持った運命により、与えられた人生の良し悪しをどう感じるかはおのれ次第であり、理屈では説明できない鳥山検校の人恋しさを埋めるものは何なのか? 検校と同じ境遇に在る全ての人や物事に敬意を払い務めさせていただきます」とコメント。

 「今までの大河ドラマに無い人物像であると感じています。撮影本番に向けてしっかりと準備を行い、出演の刻(とき)をお楽しみいただけるよう努めてまいります」と意気込んだ。

 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、横浜さんが主演を務め、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎の生涯を描く。制作側は「親なし、金なし、画才なし……ないない尽くしの生まれから“江戸のメディア王”として時代の寵児(ちょうじ)になった快男児」と銘打っている。

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