i☆Ris:初の“実写映画”インタビュー(1) ライブがなければ解散していた 普段は話さないことも

声優アイドルユニット「i☆Ris」
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声優アイドルユニット「i☆Ris」

 活動12年目に突入した声優アイドルユニット「i☆Ris(アイリス)」のライブ&ドキュメンタリー映画「Live & Documentary Movie ~i☆Ris on STAGE~」が9月13日に公開される。i☆Risは、劇場版アニメ 「i☆Ris the Movie - Full Energy!!-」が5月17日に公開されたことも話題になり、アニメ化に続き、初めて“実写映画化”されることになった。映画は、メンバーそれぞれが思い出の地を巡る中で見えてきた、迷い、苦しみ、冷めることのないライブへの熱い気持ちなどについて、約半年にわたってインタビューした。ユニットを続けている理由、ファンへの思い、ユニットへの思いなどの本音を語り、ライブ映像を振り返りながら、i☆Risの“今”と“未来”に迫る。メンバーの山北早紀さん、芹澤優さん、茜屋日海夏さん、若井友希さん、久保田未夢さんにこれまでの活動、ドキュメンタリー映画について聞いた。

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 ◇ドキュメンタリーは自分たちの人生そのまま

 --劇場版アニメに続き、ドキュメンタリーが公開されることになりました。

 山北さん アニメは“作品”という感じでしたが、ドキュメンタリーは自分たちの人生そのままだから、公開されて大丈夫かな?という気持ちがありました。見てくれたみんなに「よくない」と言われたら、i☆Risが否定されているみたいになりますし、絶対に「よい」と感じてほしいです。

 芹澤さん 私はうれしい気持ちが大きかったです。もちろん劇場版アニメもファンタジー要素もあり、とても面白かったのですが、ドキュメンタリーはメンバーそれぞれのインタビューもあって、私も知らなかったエピソードも出てきて、そんなことがあったんだ……と思ったり。普段は相談し合わないユニットなんで、知らないことも多いんですよ。一番は、ファンの方が見て、i☆Risちゃんが頑張ってきたんだな、12年間ありがとうと思っていただけるはずです。i☆Risを推してよかったと思える機会にもなるはずなので、すごく楽しみです。

 茜屋さん ありがたい機会ですよね。普段は日々バタバタする中で、活動を振り返る時間もなかなかないですしね。過去のライブ映像もあって、自分は過去のライブを見返すことはあまりないので、一気にまとめて振り返ることができました。すごくありがたい機会です。地元・秋田にも戻りました。高校生の時、仕事で上京する際、おなごりホン(秋田空港の見送りに来てくれた人と直接話せる電話機)をよく利用していたのですが、それが大人になってなくなって、寂しかったんですね。私の声をきっかけに復活して、秋田の方の優しさを感じたこともうれしかったです。

 若井さん 劇場版アニメもドキュメンタリーもファンの方への感謝が同じようにありますが、ドキュメンタリーは初見の方にも見ていただける資料になりそうです。これからファンになる方は、これを見たら一番i☆Risのことが分かると思います。ドキュメンタリーを機に、新しいファンの方が増えたらうれしいですね。すごくリアルですし、昔のライブ映像は正直恥ずかしいところもあるのですが。こんなに可愛くなれるんだ!とも思います。家族に会った時の顔や方言など、ファンの方の前では見せない顔も見られます。あれは岐阜(若井さんの出身地)に行ったから出る顔ですしね。

 久保田さん これこれ!と思いました。最初、映画になりますよ!と言われたら、ドキュメンタリーだと思うじゃないですか。アイドルの映画と言えば、私はドキュメンタリーのイメージが強くて。i☆Risは声優もアイドルも頑張るユニットだから、劇場版アニメにもドキュメンタリーにもなってすごい! 「どこに行きたい?」という話になって、私は欲にまみれた考えで「沖縄に行きたい!」と行ったんですけど、i☆Risとして思い出深いところということだったので、池袋と合宿をした場所に行きました。

 ◇自己肯定感が上がる!

 --半年にわたって取材したそうですね。

 芹澤さん そんなに長い取材は初めてです。一人だったからしゃべれたこともあります。素直になっていますね。

 山北さん 全員だったらしゃべれない(笑い)。

 --ファンのコメントも紹介されています。

 山北さん 自己肯定感が上がります! 握手会とかで褒めていただけることはあるのですが、ファンの方のシーンは何度も見返したし、そこだけ集めた映像も見たいです。

 芹澤さん メンバーによってファンの特色が違いますよね。久保田さんのファンは、みゆたん大好き!という感じが強くて、私のファンは、憧れてくれている女の子もいたり。ほかのメンバーのファンの方と話す機会はあまりないので、そこも面白かったです。

 茜屋さん ファンの方のシーンだけずっと見ていたいくらいすごくありがたい映像です。私も自己肯定感が高くないので。面白いところを褒めていただけるとやっぱりうれしいです。

 --i☆Risにとってライブとは?

 山北さん ライブをやっていなかったら多分、とっくに解散していると思います。ライブが楽しくて続けているところがみんなもありますし、ファンもライブが好きなはずです。だから、i☆Ris=ライブですね。

 芹澤さん 過去の映像もあって、6人だった時代が懐かしく、うれしかったです。昔はこのフォーメーションだった……となったり。フォーメーションや振り付けが変わっていますしね。

 インタビュー(2)に続く。


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