劇場版ドクターX:「唯一無二のひと」西田敏行さんを追悼 「この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たに」

10月8日に行われた「劇場版ドクターX」完成報告会見に登場した西田敏行さん
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10月8日に行われた「劇場版ドクターX」完成報告会見に登場した西田敏行さん

 映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督、12月6日公開)の公式X(旧ツイッター)が10月18日更新され、本作に出演し、17日に76歳で亡くなった俳優の西田敏行さんへの追悼コメントを発表した。

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 公式は「唯一無二のひと」とし、「東帝大学病院長・蛭間重勝役の西田敏行さんが逝去されました。突然の訃報に、キャスト・スタッフ一同、驚きと深い悲しみにくれています」とコメント。

 「東帝大学病院の校歌『唯一無二』を声高々に歌う蛭間院長――目を閉じるとその雄姿がまるで昨日のことのように思い出されます。大門未知子を目の敵とし、欲と野望の塊の腹黒い男……しかし、同時に愛嬌のあって憎めないキャラクター、そんな蛭間重勝を完璧に演じきった西田敏行さんの存在そのものが『唯一無二』の俳優だったと思います。西田さん自身も蛭間という役に対して『演じる愉しさを存分に味わえ、キャリアの中でもベスト5に入る幸せな時間だった』と深い愛着を持って頂いておりました」

 「映画の公開を誰よりも楽しみにしていた西田さん。『映画は作っただけでは完成ではない。お客さんに見てもらって初めて映画が完成するんだよ』私たちは、その西田さんの言葉を胸に、この映画をお客さんにしっかり届けよう、という決意を新たにしています。西田さんへの深い感謝とともに心よりお悔やみ申し上げます」とつづった。

 1947年11月4日生まれ。福島県郡山市出身。1970年に劇団青年座に入団して俳優の道に進み、数多くのドラマや映画に出演。今年は、TBSの1月期の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」や、9月に放送されたテレビ朝日開局65周年記念ドラマプレミアム「終りに見た街」にも出演していた。

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