山本崇一朗さんの人気マンガ「からかい上手の高木さん」(小学館)の実写ドラマ版で主演(黒川想矢さんとのダブル主演)を務め、注目を集めた月島琉衣さんが、12月28日に開幕する「第103回全国高校サッカー選手権大会」の応援マネージャーに就任したことが11月7日、明らかになった。ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルとしても活躍する月島さんは、初代の堀北真希さんから数えて、ちょうど20代目になるという。では、10年前の10代目は誰だったのか? 就任時のコメントなどを交えて紹介したい。
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冬の風物詩である全国高校サッカー選手権大会の応援マネージャーは、長らく「若手女優の登竜門」と言われてきた。
初代は、前述の通り第84回大会の堀北さんで、その後、各大会ごとに新垣結衣さん、北乃きいさん、逢沢りなさん、川島海荷さん、広瀬アリスさん、川口春奈さん、大野いとさん、松井愛莉さんが選ばれてきた。
そして、今から10年前、10代目を務めたのが広瀬すずさんだった。第94回大会の応援マネージャー就任が発表されたのは2014年11月11日のこと。4年前の6代目が姉の広瀬アリスさんだったことから、初の“姉妹就任”として話題になった。
広瀬すずさんは1998年6月19日生まれで、当時16歳の高校1年生。前年、連続ドラマ「幽かな彼女」(フジテレビ系)に出演し、俳優としての一歩を踏み出し、2014年5月には、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)の7代目CMガールに抜てき。第1弾CM「プロポーズされたら、ゼクシィ 広瀬すず」編では、プロポーズされる女性の喜び・驚き・感動・ときめきを顔の表情のみで演じ、後の“人気俳優・広瀬すず”の片鱗をのぞかせた。
高校サッカーの10代目応援マネージャー就任の際には「お話を聞いたときは驚きと喜びの両方でいっぱいでした」と語っていた広瀬さん。自身はサッカーどころ静岡出身で「兄もサッカーをやっていたので、小さい頃からサッカーはとても身近なスポーツ」だったといい、「出場する選手の皆さん! 目標に向かって、全力で悔いのないプレーをしてください! キラキラと輝く選手の皆さんを、全力で私も応援してサポートしていきたいと思います!」とエールを送っていた。
そんな広瀬さんは、2015年1月期放送の「学校のカイダン」(日本テレビ系) で、連続ドラマに初主演。この年は是枝裕和監督の映画「海街diary」にメインキャストの一人として出演し、細田守監督の劇場版アニメ「バケモノの子」では声優に初挑戦。特に「海街diary」の演技は高い評価を受け、期待の若手俳優として大きく飛躍を遂げた。
2016年に入ると、映画単独初主演となる「ちはやふる」が公開。さらに、厳しい演技指導をすることで有名な李相日監督がメガホンをとった映画「怒り」では、渡辺謙さんや宮崎あおいさん、妻夫木聡さん、綾野剛さん、松山ケンイチさんら、名だたる共演者に交じっても存在感を失わず、難役を演じ切った。
また是枝監督と再びタッグを組んだ2017年公開の映画「三度目の殺人」の演技で「第41回日本アカデミー賞」の最優秀助演女優賞に輝くなど、10代後半で、一気にスターダムへと駆け上がった広瀬さん。現在の活躍にもつながる快進撃は、10年前のこの頃に始まったと言えるのではないだろうか。
10年後の今年、20代目の高校サッカー応援マネージャーに就任した月島さんは、「ミスセブンティーン」と“Seventeenモデル(STモ)”の先輩にあたる広瀬さんのような活躍をここから見せられるのか。
以前のインタビューで、「事務所に入ったときからずっと『国民的女優になりたい』と思っていて。それは今も変わらず大きな目標、夢です」と語っていた月島さんの今後にも、引き続き注目したい。
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