プレスリリース詳細 https://kyodonewsprwire.jp/release/202512050479
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■データセンターの工業化
2025日12月8日
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 大友 浩嗣
大阪市北区梅田3-3-5
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:大友 浩嗣)は、創業以来培ってきた工業化建築技術を応用して開発した、モジュール(※1)型データセンター商品「Module DPDC(モジュール・ディープロジェクト・データセンター)」の販売を、2026年1月5日より開始します。
※1. 標準化されたサイズ・仕様で設計されたもの。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512050479-O3-2CsJTImS】
近年、生成AIの急速な普及や通信インフラの拡大に伴い、クラウドコンピューティングの活用が進み、データセンター(DC)の需要は飛躍的に増加しています。しかし、DC開発は安定した電力供給と専門の建設技術者が集中する首都圏や関西圏が全国の約9割を占めており、地方分散は進んでいません。また、建設業界の人手不足などにより、一般的な建屋型DCでは土地選定から建設完了、大容量の電力引き込みなどに5年以上要することもあり、期間・コストの両面で負担が大きいことが課題となっています。そのような中、日本政府は「デジタル田園都市国家構想」の一環として、大規模災害対策やデジタル基盤の強靭化を目指し、補助金を通じて民間企業によるDCの地方分散を支援しています。
そしてこのたび、当社の企業理念である「建築の工業化」を基盤に工業化建築技術を応用し、短工期で高圧電力による運営が可能なモジュール型DC商品「Module DPDC」を開発しました。なお、当商品は、日本データセンター協会(JDCC)が定めるDCの堅牢性・可用性などを表した「データセンターファシリティスタンダード」で最高レベル「Tier4」の構造躯体を実現しています。
今後当社は、「データセンターの工業化」を推進し、モジュール型DCの展開をはじめ、国内で急増するDC需要に迅速かつ柔軟に対応し、持続可能なデジタル社会の基盤構築に貢献します。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202512050479/_prw_PT1fl_I1NY70o4.png】
1.土地選定から施工まで一気通貫、短工期で対応する「データセンターの工業化」
「Module DPDC」は、部材の一部を大和ハウスグループの大和リース株式会社の工場で製作し内製化、現場で組み立てることで、従来の建設プロセスを大幅に効率化しました。
一般的なDCは大容量電力を確保するため、特別高圧電力の送配電のインフラ整備が必要ですが、当商品は、都市部や工業地域などに配電される既存の高圧電力受電のインフラを利用できるため、電力の確保が容易となります。また、当社は全国に事業所を展開しており、都市部でだけではなく、地方においても土地選定から施工までを一気通貫で対応できる体制を整えています。
一般的な建屋型DCでは土地選定から建設完了、大容量の電力引き込みなどに5年以上を要することもありますが、DCを工業化することで、契約から引き渡しまでを約1年に短縮。小規模な建物や電力での運用を求める国内外のDC事業者に加え、企業や大学などの研究開発用途を検討するお客さまに、スピーディーな事業展開を支援します。
2.日本データセンター協会が定める最高レベルに準拠した堅牢な構造躯体で建屋を建築
「Module DPDC」は、鉄骨造のモジュール型DCです。1モジュールあたりの延床面積は約200㎡で、約1,000㎡程度の用地から建設可能です。
構造躯体は、JDCCが定める最高レベル「Tier4」に準拠。耐震性を確保していることに加え、UPS(無停電電源装置)などのバックアップ設備と厳重なセキュリティ管理レベルを完備することで、災害時などにも継続運用できるDCを提供します。
3.DCを構成するサーバーラック・電気設備・空調設備を含めたオールインワンパッケージで提供
「Module DPDC」は、DCに必要なサーバーラックや電気設備、サーバーを冷却する空調設備などの設備一式を搭載した、オールインワンパッケージでお客さまに提供します。また、サーバーラックや空調システムなどをモジュール単位で拡張できることに加え、高密度なGPU(画像処理装置)サーバーの積載荷重に対応した構造躯体とするなど、用途や規模に応じたシステム構築も可能。迅速な導入と効率的な運用を両立させました。
◆当社のDC事業沿革
2020年10月 日本最大級の「DPDC印西パーク」(千葉県印西市)計14棟、総延床面積約330,000㎡の大規模開発に着手
2022年4月 DCブランド「DPDC(ディープロジェクト・データセンター)」を始動
2022年5月 物流施設などを手掛ける建築事業本部内に「データセンター推進室」を新設
2024年8月 都市型DC「DPDC品川港南サイト」(東京都港区)竣工
2025年4月 「データセンター事業本部準備室」として独立
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000427/202512050479/_prw_PT2fl_Ta6t7Otf.png】
※2. 重要度の高い建物に対して耐震性を高めるために考慮する係数で、通常は1と表記され、重要な施設ほど係数が大きくなり、より強固な構造部材で建築する必要があるもの。
以 上
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