岩田翔吉選手:WBCライトフライ級王座奪還の激闘をWOWOWで“セルフ解説” 4団体統一への意欲も 6月15日放送・配信

「エキサイトマッチSP」収録後、取材に応じる岩田翔吉選手=WOWOW提供
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「エキサイトマッチSP」収録後、取材に応じる岩田翔吉選手=WOWOW提供

 WBCライトフライ級チャンピオンの岩田翔吉選手(30)=帝拳所属=が、6月15日午後9時からWOWOWで放送・配信される「エキサイトマッチSP」に出演する。岩田選手は3月15日、横浜BUNTAI(横浜市中区)でWBCライトフライ級王者のノックアウト・CPフレッシュマート選手(35)=タイ=に挑戦し、8回TKO勝利を収め、1年ぶりに王座に返り咲いた。番組では、この一戦を“セルフ解説”する。

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 岩田選手は2024年10月、2度目の世界挑戦でWBO同級王者となった。しかし昨年3月、当時同級2位で元WBO暫定王者だったレネ・サンティアゴ選手(34)=プエルトリコ=に判定負けし、わずか5か月でベルトを失った。岩田は当時の心境を「あの試合で負けて落ち込んだ。ボクシングを続けていくか迷った時期が長かった」と振り返った。今回、岩田選手は背水の陣でリングに上がった。

 王者のノックアウト選手はWBA世界ミニマム級王座を16度防衛し、昨年12月のWBC世界ライトフライ級王座決定戦を制して2階級制覇を達成したタイのレジェンドとも言うべき実力者だ。この難敵を相手に岩田選手は「自分の殻を破りたいという気持ちで練習してきた」という成果を存分に発揮した。

 試合が始まると、岩田選手はこれまでとは別人のようなボクシングを見せた。その変化を本人は「出入りとスピード、常に足を止めないように練習してきた。手数でも上回って相手を置き去りにするようなイメージ」と説明する。サンティアゴ選手との試合で、岩田選手は自慢の強打を打ち込もうとするあまり足が止まり、相手にいなされてしまった。その反省を生かし、常に動くボクシングを徹底して磨いてきたという。

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 背の低いノックアウト選手に対し、岩田選手は動きを止めず、しかも軽快に手を出していった。「ラウンドごとに変化をつけていこうと思った」との言葉通り、果敢に打ち合うシーンも織り交ぜて自在にゲームを組み立てた。3回、ノックアウト選手が偶然のバッティングで左目上部をカットして試合は流血戦に突入する。距離を詰めようと前に出るノックアウト選手に対し、岩田選手は返り血を浴びながら右フックを効果的に決め続けた。

 そして8回、ノックアウト選手の傷が原因で試合が終了。負傷判定の結果、岩田選手の3-0判定勝ちが宣告されたが、後日ビデオ検証の結果、ノックアウト選手の傷が有効なパンチによるものと判断され、記録はTKO勝ちに変更された。

 新たなスタイルでベテラン王者を寄せ付けなかった岩田選手は「本当にうれしかった。1年間つらかった時もあったけど、辞めないで良かった」と勝利に納得の表情を浮かべた。練習で取り組んできた新たなスタイルが実を結んだことが何よりも大きな収穫だった。

 本人によると次戦は指名挑戦者、19戦無敗(8KO)のエリク・バディージョ選手(30)=メキシコ=との初防衛戦が有力だ。次戦に向けて「強い相手だけど、何が何でも勝ちたい」と話した岩田選手は「今やっているボクシングの精度を上げれば(4団体統一に)到達できる自信がある」と夢も口にした。

 ※……WOWOWは「エキサイトマッチSP『オラスクアガvs飯村樹輝弥』『CPフレッシュマートvs岩田翔吉』」と題して、6月15日午後9時からWOWOWライブ・WOWOWオンデマンドで放送・配信。番組では、WBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ選手が飯村樹輝弥選手を迎えての5度目の防衛戦の模様も放送・配信する。

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