藤原竜也:村上春樹の初期傑作、初舞台化で主演 WOWOWで10月放送・配信 ロンドン、パリ公演も控える話題作(コメント全文)

舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で主演を務める藤原竜也さん=WOWOW提供
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舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で主演を務める藤原竜也さん=WOWOW提供

 村上春樹さんの初期の傑作を藤原竜也さん主演で舞台化した「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」が、10月にWOWOWで放送・配信されることが明らかになった。今年1月から東京、宮城、福岡など国内各地で上演され、4月のシンガポール公演に続き、10月から英ロンドン、仏パリでも上演される。

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 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は、村上さんが36歳の時に発表し、海外でも人気の高い長編小説。“世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という異なる二つの世界が並行して描かれており、発売から40年以上を経た今もなお、世界中で愛読され続けている。舞台化されたのは今回が初めて。

 演出・振付を手掛けるのは、フランスを代表する世界的アーティスト、フィリップ・ドゥクフレさん。31歳でアルベールビル冬季オリンピック開・閉会式を演出し、サーカスと映像トリック、ダンスが交錯する奇想天外な手法で世界を驚かせた。その後も、ディオールやエルメスでのクリエイションやシルク・ドゥ・ソレイユの演出を手がけるなどジャンルを超えて幅広く活動している。

 藤原さんのほか、森田望智さん、宮尾俊太郎さん、富田望生さん、駒木根葵汰さん/島村龍乃介さん(Wキャスト)、 藤田ハルさん、松田慎也さん、池田成志さんが出演する。

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 ◇藤原竜也さんのコメント

 舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」のWOWOW放送が決定して、とてもうれしいです。村上春樹さんが描く二つの異なる物語が、フィリップさんの演出で舞台上に美しく立ち上がりました。原作の摩訶不思議な世界を役を通じて表現することは、自分自身にとっても挑戦でした。僕たち出演者が全身全霊でぶつかり合ったエネルギーの応酬を、ぜひ映像ならではの臨場感のあるアングルでじっくりと堪能してください! テレビの前で、あの迷宮のような美しい世界に浸っていただけたら幸いです。

 ◇森田望智さんのコメント

 フィリップさんならではの独創的な演出に導かれ、まるで動く絵画のような流動的で美しい世界が広がっていました。その中で、壇上からこぼれ落ちそうなほどのエネルギーを放つ藤原竜也さん。その熱量を近くで浴びたくて、ラストシーンはいつも舞台袖からこっそり覗(のぞ)かせてもらっています。見終わったときに、その日の自分によって受け取り方が変わる不思議な作品です。素敵なキャスト、スタッフの息吹が込められたこの作品を、映像でも皆さんに見ていただけることがうれしいです。

 ◇ストーリー

 “世界の終り”と“ハードボイルド・ワンダーランド”という二つの世界が同時進行で描かれる。二つの物語が織りなす、思いもよらない結末とは――。

 【ハードボイルド・ワンダーランド】“組織”に雇われる計算士である“私”(藤原さん)は、依頼された情報を暗号化する「シャフリング」という技術を使いこなす。ある日私は謎の博士(池田さん)に呼び出され、博士の孫娘(富田さん)の案内で地下にある彼の秘密の研究所に向かい、「シャフリング」を依頼される。博士に渡された贈り物を開けると、そこには一角獣の頭骨が入っていた。私は頭骨のことを調べに行った図書館で、心魅かれる女性司書(森田望智)と出会う。だが博士は研究のために、私の意識の核に思考回路を埋め込んでいた。世界が終るまでの残された時間が迫るなか、私は地下世界から脱出し、どこへ向かうのか。

 【世界の終り】周囲が高い壁に囲まれた街に“僕”(駒木根さん/島村さん)はやって来た。街の人々は一見平穏な日々を過ごしている。僕は街に入る際に門番(松田さん)によって影を切り離され、いずれ“影”(宮尾俊太郎)が死ぬと同時に心を失うと知らされる。僕は古い図書館で美しい少女(森田さん)に助けられながら一角獣の頭骨に収められた夢を読む仕事を与えられていたが、“影”から街の地図を作成するよう頼まれる。影は街から脱出する方法を模索していたのだ。僕は地図を完成させるために、図書館の彼女や大佐、発電所の青年(藤田さん)から話を聞き、街の正体を探るのだった。

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