風、薫る:「万作=院長のスパイ説」まで飛び出した第73回 「注目度」のピークは直美が黒川と密談した午前8時9分の69.4%

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第73回(7月8日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時9分の69.4%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇容体が急変したトヨの長屋に向かう直美ら

 第73回は、ある夜、りん(見上さん)と直美(上坂さん)が寝ていると、丸山(若林時英さん)が助けを求めてやってくる。2人が長屋へ向かうと、トヨ(松金よね子さん)は直美が来てくれたことを喜ぶ。トヨは直美らに見守れながら、息を引き取る。

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 この日の注目度も前日に続き、50%台半ばから60%台後半を何度も乱高下するような激しいグラフを描いた。終盤には、オープニング時より注目度が低くなる場面もあり、視聴者の関心はかなり移り気だったようだ。

 ◇万作は院長の“スパイ”!?

 第73回の注目度のピークは、69.4%を記録した午前8時9分で、病院内の一室で直美と外科の助手、黒川(平埜生成さん)が会話する場面。

 りんに処分がなかったことで、院長の多田(筒井道隆さん)が「意外に優しい」という直美に、黒川が「君も甘いな。いや、組織というものが分かってない」と返し、組織の冷徹な判断を教える午前8時8分台から注目度が65.8%と浮上し始める。8分台には、2人の会話を立ち聞きするかのように、近くで作業を始めた用務員の万作(飯尾和樹さん)について、黒川が「万作さんは院長とつながっているんじゃないかって、医者の間では」と、「万作=院長のスパイ説」を語り、ネット上が盛り上がる場面もあった。

 ピークの午前8時9分台は、そんな万作が立ち去り、部屋の扉を閉めた後の会話。がんの末期患者だった山本(本田大輔さん)を医師に黙って、自宅に連れ帰ったりんの行動に話題は戻る。「何が正しかったかなんて、山本さんに聞いてみないとわからない」と語る黒川に、直美は、金がないため病院に行けず、長屋で亡くなったトメを例に「家でみとられてよかったという人もいるけど、私は彼女に病院で治療を受けさせたかった」と語る。

 何を考えているかわかりづらい多田院長の心の奥から、「万作=スパイ説」、末期医療のケアの問題まで、かなり盛りだくさんの注目トピックスが飛び出した会話で、注目度が上昇したのも納得だ。黒川先生がやはり「いい人」だったことが改めてわかったことも収穫だった。

 その後、ドラマはりんが1人、包帯を巻く練習を黙々と続ける詰所の場面へと移る。そこに直美がやってきて、2人の会話は始まるのだが、注目度はなぜか急速に低下。午前8時12分には55.2%まで急降下した。主題歌が流れるオープニング時の午前8時1分(57.2%)より低く、この日の最低値だった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

「風、薫る」最新の人物相関図を公開 “看護婦見習い”から“看護婦”に

連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(13週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(13週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(13週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(13週~)(C)NHK
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