風、薫る:第83回「注目度」 視聴者クギヅケのピークは午前8時3分の69.9% 微妙にかみ合わない直美と藤田先生のやりとりの場面

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
1 / 2
連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第83回(7月22日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時3分の69.9%だった。

あなたにオススメ

 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇藤田先生が文を往診

 第83回は、文(内田慈さん)の体調を心配した直美(上坂さん)が、外科助教授の藤田(坂口涼太郎さん)に文の診察をしてもらう。一方、新潟で舎監を続けているりん(見上さん)の元には娘の環(英茉さん)から手紙が届く。

- 広告 -

 この日の注目度は、60%台の端から端まで上下し続ける激しいグラフを描いた。下限はわずかに50%台に落ち込む時間もあったが、上限は70%台にあと一歩、届かなかった。

 ◇ピークは直美と藤田のコミカルな掛け合い

 第83回の注目度のピークは午前8時3分の69.9%。この日は午前8時5分(69.6%)や午前8時10分(69.3%)もわずかに70%に届かなかった同レベルの注目度だった。

 午前8時3分(69.9%)は、病院で藤田に直美が文の往診を頼む場面。自分を直美が訪ねてくれたことを喜ぶ藤田が、ひとり言のように「万作さんの言う通りだ。押してもダメなら引いてみろってね」と話すあたりからが3分台だ。「それで、僕の次の休みは」と言うや否や、直美が「いつですか?」とかぶせ気味に尋ねる。意外な反応に藤田が「えっ?」と言葉に詰まったあたりで、文の長屋に場面は切り替わる。

 藤田が期待したデートではなく、文の往診の依頼だったというわけだ。藤田は丁寧に診察し、文がお礼を言うあたりまでで午前8時3分台は終了する。直美に思いを寄せ、一瞬期待した藤田と、なんとか往診をお願いしたい直美のコミカルな掛け合いが楽しい場面だ。

 午前8時5分(69.6%)は、文の部屋を出て、外で藤田が直美に診断を伝える、ちょっと重い場面。文は恐らく胃がんで、全身に転移しているだろうと告げ、「治療法はもう……」と話す。

 ◇“異変”に気付いた環がりんにお手紙

 午前8時10分(69.3%)は、文の病状を知り、1人で思い悩む直美の様子が描かれた場面。一ノ瀬家で、ある夜、寝ていた環が目を覚ますと、隣で寝ていたはずの直美がいない。環が隣の部屋をのぞくと、縁側で直美が座っている。環はその後ろ姿に何かを察したのだろう。

 場面は変わって、新潟のりん。届いた手紙の中に、環からの手紙があることに気付き、急ぎ封を開ける。

 第83回は、文の病状がはっきりし、悩む直美のため、りんが新潟から戻ってくる。「起承転結」の「転」のような転換点がいくつもやってくるような回だった。そんな転換点のタイミングごとに、注目度が上がったということかもしれない。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

「風、薫る」最新の人物相関図を公開 新キャラは新聞記者ら11人

連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(21週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(21週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(21週~)(C)NHK
連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(21週~)(C)NHK
写真を見る全 2 枚

テレビ 最新記事