黒木華:不妊治療の末に子を授かった妻が主人公 主演映画「日曜のあと」 妊婦姿を披露した特報映像、ティザービジュアルも解禁

映画「日曜のあと」ティザービジュアル (C)2026 映画「日曜のあと」製作委員会
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映画「日曜のあと」ティザービジュアル (C)2026 映画「日曜のあと」製作委員会

 俳優の黒木華さんが不妊治療の末、子どもを授かった妻を演じる主演映画日曜のあと」(加藤拓也監督)が、11月20日に全国で公開されることが分かった。ティザービジュアルと特報映像も解禁された。

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 映画は、劇作家・演出家の加藤監督が自ら脚本を書き下ろした長編映画の最新作。加藤監督の「わたし達はおとな」(2022年)、「ほつれる」(2023年)に続く長編3作目となり、「夫婦」という最も身近で、最も複雑な人間関係を描く。橋本淳さん、古舘寛治さん、吉田羊さんも出演する。

 山と湖に囲まれたリゾートホテルで、不妊治療の末に子供を授かった麻衣(黒木さん)と洸一(橋本さん)は旅先でのひとときを楽しむつもりだった。翌日には麻衣の叔母である由美(吉田さん)と哲也(古舘さん)の夫婦も合流し、麻衣と洸一は叔母夫婦に妊娠を伝えようとしていたが、一転、二人は発表に慎重な様子を見せる。2人の間に置かれた言いづらい気持ちが月曜日に向かって段々とふくらんでいく…というストーリー。

 解禁されたティザービジュアルは、部屋で一人、どこか遠くを見つめる麻衣の姿に、「近くて遠い、隣のあなた」というキャッチコピーが添えられているデザイン。

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 特報映像では、静かなプールや霧に包まれた湖、夜の集いなど、美しい非日常の風景が映し出される。その一方で、鏡越しに向き合う麻衣と洸一、荷物を手に立ち去る夫と、その場に一人残される妻。穏やかに見える旅先の時間の中で、言葉にできない感情が2人の間に少しずつ積み重なり、夫婦の距離が静かに張り詰めていくことを予感させる内容となっている。

 加藤監督やキャストのコメント全文は以下の通り(原文ママ)。

 ◇加藤拓也監督のコメント

 いずれ決めなければならないことはたくさんありますが、この映画が追っているのはその決断ではなく、それを口に出せないまま並んで過ごしている数日間です。同じ部屋で寝て、食事をとり、隣で歯を磨く。そのどの瞬間にもずっと、言えていないことが二人のあいだに置かれたままになっている。この映画にあるのは、夫婦が丁寧にもてなされながら、言えていないことが二人のあいだに積み重なっていく時間です。

 企画が始まってから四年が経ち、ここまで長く付き合ってくださったプロデューサーとキャスト、スタッフの皆さんに、この場を借りて御礼を申し上げます。秋、劇場でお待ちしています。

 ◇黒木華さんのコメント

 「夫婦」という、いちばん小さなコミュニティ。近い存在だからこそ言えないこと、不満、少しずつ生まれていく距離。その繊細な感情を、加藤さんは驚くほどリアリティのある台詞で描き出しています。だからこそ、一つひとつの言葉が鋭く胸に刺さるのだと思います。

 ◇橋本淳さんのコメント

 相手を思って紡いだ言葉は、受け取る側によっては暴力にもなり、癒やしにもなる。それぞれに正義があり、どちらも間違ってはいない。しかし、その正しさが交わらなければ、言葉はただの攻防になってしまう。
 本人たちは必死に言葉を重ね、分かり合おうとする。そんな張り詰めた光景を少し引いた視点から眺めると、どこか滑稽で、思わず笑ってしまいそうになる。
 その可笑しさと切実さが同時に存在していること。そして、リアリティのある緊張感の中で、登場人物たちの真意を探り続ける時間。それらすべてが、この作品の魅力なのだと感じています。
 安藤忠雄建築に360°囲まれた空間。その中で流れる一瞬一瞬の空気。目の前で刻々と変化し続ける黒木華さんの繊細な揺らぎ。表現を削ぎ落とした先を見つめる加藤拓也監督。その世界を、各部署が刹那の機微まで掬い上げていく。宝物のような美しい光景が、映像作品となることでさらに輝きを増していました。
 この作品の一端を担えたことに、心より感謝申し上げます。どうか、この作品が一人でも多くの方のもとへ届きますように。

 ◇古舘寛治さんコメント

 自然と人工物の間でいつも人間は悩むのだ。この異様なホテルと青々とした自然。
 快適さと野生。いいとこ取りなど本当にできるのだろうか?私はできるだけ自然に寄っていたい。
 そう、あのままもっとずっとカヤックで釣りをしていたかったのです(あ、カヤックは人工物だ汗)。

 ◇吉田羊さんのコメント

言葉と身体の裏腹を
山あいのホテルに封じ込め
声にならない言葉たちを
カヤックのペダルでたきつける
女の心と身体
男の心と肉体
その溝は埋まるのか
なんてことを考えながら
試写を観た
加藤監督が作る極上の静謐
ぜひ映画館で
五感を研ぎ澄ませてご覧ください

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