坂本美雨:父・坂本龍一さんは亡くなる前日まで「音楽漬け」 遠慮と尊敬、近づきたかった“複雑な思い”は今も 「徹子の部屋」で

8月10日放送の「徹子の部屋」に出演した坂本美雨さん=テレビ朝日提供
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8月10日放送の「徹子の部屋」に出演した坂本美雨さん=テレビ朝日提供

 歌手の坂本美雨さんが、8月10日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。3年前に亡くなった父で音楽家の坂本龍一さんの最期の様子や、母でシンガー・ソングライターの矢野顕子さんの教えなどを語った。

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 父・龍一さんは71歳で亡くなった。「最期まで音楽漬け」で、亡くなる前日まで仕事をしていたという。東北の子どもたちによる東北ユースオーケストラの公演のリハーサルをオンラインで聴き、指示を出していた。「すぐそばに(私は)いたので、本当に音楽が好きで好きでたまらないんだなと思いました」と語る。

 美雨さんは、「小さい頃は(父が)怖かった。気性が激しくて、でもだんだん穏やかになっていった」「何でも知っていて、かっこいいと思ったのを覚えている」という。

 13歳の頃、映画制作でロンドンに滞在していた父のところに一人で遊びに行き、一緒に1週間過ごした。話したら楽しくて、そのときが転機になり、もっと父のことを知りたいと思った。「遠慮してもいたけれど、尊敬もしていたし、近づきたかったし、という複雑な思いをずっと抱えながら育って、今もそれをずっと引きずっているようなところがあります」と振り返る。

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 美雨という名前の由来は「父も母もそれぞれ別の説を唱えていて、父はミュータントという、突然変異という言葉から取ったと言うんですけれど、母は5歳上の兄が風太なので、風の後には雨が来るということで雨がついたそうです」と話す。

 「母は厳しかった。今も厳しいです」といい、母の矢野さんに繰り返し言われたのは「あなたが世界の中心だと思うな」ということだった。若いときは自分中心でわがままになることがあるものの、そういうときは「周りをよく見る。手伝いが必要な人や、何が行われているかを見て、率先して動きなさい」と言われた。母自身が10代のころにそう言われたようだ。

 父の教えは「自分の今の創作の9割が10代のときに得た知識や吸収したものだ。だからいいものをたくさん見なさい」「どんなジャンルでも、いいものをたくさん吸収しなさい」ということ。そう言ってくれたのが19歳の最後の方で、10代はあと数カ月しかなかった。そこから古い映画を見るなどして「追いつこうとしました」と思い返していた。

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