風、薫る:第98回「注目度」 小川の突然のプロポーズに戸惑う直美の返答は? ピークは午前8時8分の73.2%

連続テレビ小説「風、薫る」第98回の一場面 (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」第98回の一場面 (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第98回(8月12日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時8分の73.2%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇直美を訪ね、職場にやってくる小川

 第98回は、幼い子供たちがいる反町家での看護はなかなか思い通りにいかず、直美(上坂さん)は悩んでいた。そんなある日、直美の職場に小川(甲斐翔真さん)が訪ねてくる。

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 この日の注目度は、序盤は50%台があったものの、中盤以降は65%以上を維持。計3分間で70%台も記録した。第20週はやや注目度が低い回が多かったため、70%台に達したのは第95回以来、3回ぶり。

 ◇ピークはやはり小川のプロポーズ

 この日のピークは午前8時8分(73.2%)で、恵風看護婦会を突然訪ねてきた小川と直美の会話の山場となるシーンだ。小川がやってきたのは午前8時5分(67.2%)の後半で、気を利かせたしのぶ(木越明さん)が恵風看護婦会を出て行き、午前8時6分(68.2%)から2人きりの会話が続く。何をしゃべっていいか分からず、しばらく無言が続いた小川は、たまたまマッチを目にし「自分、マッチが好きなんです」と話し始める。

 午前8時7分(68.7%)は、火打ち石より簡単に火が付くマッチを「魔法かと思うて」と幼少期の思い出を小川が語る。無邪気な小川の回想に、直美も思わず吹き出してしまう。そんな直美が「小川さんは好きなものを見つけるのが上手ですね」と言うと、小川は即座に「はい、好きです。直美さんのことが好きです」と答える。たぶん小川は、この言葉を今日こそ言おうと考えていたのだろう。ただ直美には予期せぬ言葉。「えっ」と固まってしまう。ここまでが7分台。いつも以上に緊張感のある2人の会話に、注目度はじりじりと上昇してきたが、これを機に、一気に5ポイント弱、ランクアップする。

 ピークの午前8時8分(73.2%)。直美の「えっ」という反応に、小川は「分かってくれているものと……」と言うと、姿勢を正して「結婚してください」「仕事に打ち込む直美さんも、だんごを食べてる直美さんも好きです」と自分の思いを告白する。まったく表情を変えない直美のアップでこの場面は終了。実は直美がどう返事をしたのかは明らかにされない。夜、恵風看護婦会の事務所から、一ノ瀬家へと帰宅する直美の姿に切り替わった。

 午前8時9分台は、直美も加わって、一ノ瀬家の夕食風景。「直美は一体、どう返答したの?」。視聴者のこの1点だったと思われるが、この場面では、小川のプロポーズは何も語られない。それでも、何か起こるのではという視聴者の期待感が続いたのか、注目度は70.5%と70%台を維持し、その後は次第に下降していく。

 ◇直美の返事は? 

 直美の返事は? それがようやく少しにおわされるのが午前8時13分と午前8時14分だ。台所のかまどで、「ろくな思い出がなくて、マッチは見るのが嫌」という直美に、りん(見上さん)は「でも今、笑ってた」と返した後のやりとり。「前にマッチは火がつく魔法だと言っている人がいて」と直美がどこかうれしそうに話すあたりからが13分台。「魔法?」と返すりんに、「変な人と思っただけ」と直美。何かを察したりんと、直美は2人でほほえみ合う。視聴者も直美の思いをぼんやりとだが、察することができた気がしたのではないだろうか。そんな午前8時13分台もやはり71.2%と再び70%台を記録した。

 午前8時14分は直美の回想として、プロポーズの後もとにかくしゃべり続ける小川に、直美が「すみません!」と制止するように言い放つ映像が映し出され、そのまま第98回はエンディングに。少し心配な展開だったが、視聴者はこれには大きく反応することはないと判断したのか、注目度は69.5%と微減で上昇することなく終わった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(24週~)(C)NHK
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