風、薫る:第111回「注目度」 戦地から戻り、様子がおかしい虎太郎にりんがかけた言葉は? ピークは午前8時6分の69.0%

連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「風、薫る」のメインビジュアル (C)NHK

 俳優の見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「風、薫る」(総合、月~土曜午前8時など)の第111回(8月31日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時6分の69.0%だった。

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 「風、薫る」は、大関和(おおぜき・ちか)と鈴木雅(すずき・まさ)という2人のトレインドナース(明治時代に正規に訓練された看護師)をモチーフに、同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながらも成長し、やがては“最強のバディー”になっていく姿を描く。見上さんが一ノ瀬りん、上坂さんが大家直美を演じる。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇虎太郎が戦地から帰る

 第111回は、吾郎(甲斐翔真さん)の死後、直美(上坂さん)は子育てと仕事に懸命に向き合っていた。ある日、りん(見上さん)のもとに虎太郎(小林虎之介さん)が訪ねてくる。戦地から無事に帰ってきたことを喜ぶりんだが、虎太郎の様子がおかしい。

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 この日の注目度は、オープニング終了後、60%台を上下しながら、ほぼ横ばい状態のままエンディングを迎えた。ピークも70%台に届かなかった。

 ◇ピークはカラスの鳴き声に震える虎太郎

 第111回のピークは午前8時6分(69.0%)。恵風看護婦会を訪ねてきた虎太郎とりんが話す長い場面だ。

 訪ねてきた虎太郎に、りんはお茶を出す。戦地から無事に帰ってきたことを喜ぶりんだが、虎太郎は疲れ切った様子で、カラスの鳴き声にも驚き、震える。この辺までが6分台だ。言葉少なく、いつものような覇気がない虎太郎のあまりの変わりぶりに、視聴者も驚いたのかもしれない。

 ちなみに続く午前8時7分は、「笑えるくらいに無力だった。毎日……何人もの兵隊が後送されて……。包帯も薬も、いくらあっても足りなくて……」と戦地での経験を虎太郎が淡々と語る。虎太郎はポケットから汚れたハンカチを取り出し、「昔りんがくれたハンカチーフ……。俺のお守りだった」と語り出す。そんな7分台も67.9%と比較的、注目度が高かった。

 ただ注目度が高かったのはそこまで。虎太郎は、知り合った兵隊にそのハンカチを渡したという。「お守りになればって」と。「けど……その兵隊は……。死んでいく兵隊たちと俺……何が違うんだろ。人の生き死には……くじ引きみたいなもんだ。頑張ったやつが報われるわけじゃない」とつらそうにつぶやいた。そんな午前8時8分台は注目度が61%台に急降下する。

 話を聞いたりんが、虎太郎からハンカチを受け取ると、「これはきれいにしておくね」と声をかける午前8時9分台は60%台とさらに低下。肩を落とす虎太郎に「虎太郎は……あのころとおんなじ。優しい虎太郎のまんま。おかえり、虎太郎」と優しく語りかける。

 虎太郎は「何だよ、改まって」と笑みを浮かべたあたりで場面はその日の夕暮れに。りんは家でハンカチを黙々と洗っている。そこへ仕事から帰ってきた直美が帰宅する。そんな静かな午前8時10分台は67.5%と再浮上していた。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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連続テレビ小説「風、薫る」の最新の人物相関図(23週~)(C)NHK
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