解説:芦田愛菜主演で実写化「薬屋のひとりごと」 そもそも猫猫とは?

実写ドラマ「薬屋のひとりごと」で猫猫を演じる芦田愛菜さん
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実写ドラマ「薬屋のひとりごと」で猫猫を演じる芦田愛菜さん

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベル「薬屋のひとりごと」が実写ドラマ化され、芦田愛菜さんが主人公・猫猫(マオマオ)を演じることも発表された。原作のシリーズ累計発行部数が5700万部以上を誇り、テレビアニメ化もされた人気作で、実写化されるのは初めて。公開された実写版のビジュアルは、布で口元を拭くような姿の猫猫のみで、目などは写っていない。映像も公開されていないが、キャスティングに好意的な意見も多い。そもそも、猫猫とはどんなキャラクターなのだろうか。

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 ◇地味に見せているが実は美少女

 「薬屋のひとりごと」は、ライトノベルがヒーロー文庫(イマジカインフォス)から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。舞台は、とある大陸の華やかな後宮で、毒見役の少女・猫猫が、美形の後宮管理者・壬氏と共に陰謀やウワサのひしめく後宮で起きる事件に巻き込まれていくことになる。

 猫猫は、薬や毒に目がない変わり者の少女で、鋭い洞察力と豊富な薬学知識で後宮の事件を次々と解き明かしていく。テンションは低く、面倒事には関わりたくない事なかれ主義でありながら、毒や薬への好奇心が抑えられなくなることもある。権力にへつらうこともなく、冷ややかな視線を送るので、クールにも見えるが、実は奥底に熱い思いを秘めており、大切な人を守るときには強い意志を見せる。

 超美形の壬氏にもなびかず、冷たくあしらう。関わるとトラブルに巻き込まれることを理解しているため、一定の距離を置こうとする。壬氏はそんな猫猫が気になって仕方がないようで、二人の関係が少しずつ変化していく。そんなじれったい距離感に魅了されているファンも多いようだ。

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 一見、普通の少女のようだが、実は顔にそばかすを描くなどあえて地味に見せている。メークを落とすと、美少女になる……というのもポイントだ。花街で育ったこともあって、男たちに襲われないように防衛手段としてメークをしているのだが、超絶イケメンの壬氏だけが、あえて地味を装っている猫猫の本当の魅力に気付いている。その構図に、カタルシスを感じる読者も多いのではないだろうか。

 ◇アニメは悠木碧がハマり役と話題

 アニメでは、悠木碧さんが猫猫を演じており、「ハマり役」と話題になっている。悠木さんは「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役、「戦姫絶唱シンフォギア」の立花響役、「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ役、「ヒーリングっど プリキュア」の花寺のどか/キュアグレース役などで知られる人気声優で、可憐な少女、悪役、コミカル……と幅広い役柄を自在に演じ分ける圧倒的な演技力と表現の幅が魅力だ。

 猫猫はとにかくセリフ量が多い。基本的にクールで淡々としているが、毒や薬のことになるとテンションが上がり、推理シーンの長い“ひとりごと(モノローグ)”も印象的だ。「悠木碧はやっぱりすごい」。「薬屋のひとりごと」のキャストやスタッフを取材する中で、何度も聞いた言葉だ。

 実写版で芦田さんはどのように猫猫を演じるかも気になるところだが、原作者の日向夏さんは「猫猫役が芦田さんに決まったとき、『あっ、これは安心してお任せできる』と思い、実際お会いして『猫猫や!』となりました」と太鼓判を押しているから期待が高まる。

 「薬屋のひとりごと」のテレビアニメ第3期は、分割2クールで、第1クールが日本テレビ系のアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で10月2日から毎週金曜午後11時、第2クールが2027年4月から放送される。原作者の日向夏さんがストーリー原案を担当した完全新作ストーリーの劇場版アニメ「劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝」が12月11日に公開される。実写版は、Prime Videoで2028年に世界独占配信される。(阿仁間満/MANTANWEB)

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