ブラッサム:第5回「注目度」 珠が清治と“対決”した場面より視聴者をクギヅケにしたのは意外な普通の場面 午前8時14分の77.9%

連続テレビ小説「ブラッサム」のポスタービジュアル (C)NHK
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連続テレビ小説「ブラッサム」のポスタービジュアル (C)NHK

 俳優の石橋静河さんが主演を務める2026年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブラッサム」(総合、月~土曜午前8時など)の第5回(10月2日放送)で、視聴者を最も引き付けた場面はどこだったのだろうか? テレビの前の視聴者のうち画面にクギヅケになっていた人の割合を示す「注目度」(REVISIO社調べ、関東地区、速報値)の1分ごとの推移を調べたところ、ピークは午前8時14分の77.9%で、「ブラッサム」開始以降の最高値だった。

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 「ブラッサム」は、自由を求め、明治、大正、昭和を駆け抜けた作家・宇野千代(1897〜1996年)をモデルにした物語。主人公・葉野珠(石橋さん)が、苦難の中でも「幸せのかけら」を見つけ、常に前に進むことで人々の背中を押し続けた生涯を描く。

 活用したデータは、関東の2000世帯、関西の600世帯で番組やCMの視聴状況を調査しているREVISIO社が公表している独自指標の「注目度」(関東地区、速報値)。人体認識センサーを搭載した専用機器でテレビ画面に視線を向けているかを常に計測し、テレビの前にいる人のうち、番組を注視していた人の割合を算出している。

 ◇実家に帰った母・リョウ

 第5回は、リョウ(国仲涼子さん)が逃がしてしまった清治(渡部篤郎さん)のカナリアを見つけ出そうと、珠(村上蘭さん)が、必死に近所を探し回る。一方、実家に逃げてきたリョウは、両親からも「もう葉野の家に戻ることはない」と説得を受けるが、家に残してきた珠のことが気がかりでいた。いくら探せども、一向に見つからないカナリア。珠は決心して、リョウの実家へと向かう。締め切られた玄関の戸の前で、珠はリョウへの思いを爆発させる。

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 この日の注目度は、中盤以降、小刻みに“山”を作りながら、何度か辛うじて70%台に到達。エンディング直前の午前8時14分には12ポイント近くもジャンプアップして、77.9%を記録した。

 ◇珠はリョウを迎えに行き、清治と“対決”

 第5回の山場は、リョウを迎えに実家へと向かった珠が、リョウに思いを爆発させる場面だろう。2人のシーンが始まった中盤、70%台に届くような“山”を作り始める。午前8時6分(70.6%)は、両親に止められ家から出てこないリョウに向かって、珠が「ねえ、お母(かか)!」と何度も連呼するあたり。「ごめん、帰るね」と珠が引き返し始めて、ようやくリョウが家から飛び出してくる。

 次の“山”午前8時8分(69.9%)は、初めて会った日、珠がリョウの手を握ったことを回想するシーンから。珠の思いを再確認したリョウは「あっこが、うちらの家じゃもん」と珠と一緒に帰っていく。

 そして、午前8時11分(71.9%)は、帰宅した珠やリョウが清治と“対決”する場面。ようやく帰ったリョウや珠に、清治は「カナリヤは?」と聞く。「あちこち捜したんですが……」という珠に、「それで済むと思うちょるんか」「どうするつもりならあ」と怒鳴る。「このトンマが」とリョウに向かってきた清治に珠は立ちはだかると、「もう、どやさんでください! カナリヤは戻らん」「もう、カナリヤなんか、どうでもええ」「うちはお母の方が大事じゃ」と言い切る。この辺までが11分台で、次の12分からは次第に注目度も下がっていく。

 ◇ピークは意外な午前8時14分台

 この日のピークは、やはり珠やリョウが清治と“対決”した午前8時11分だろうと思っていたら、実はエンディング前の午前8時14分で77.9%と、いきなり12ポイント近くもジャンプアップした。

 14分台は、いきなり5年後に飛び、珠を演じるのは石橋さんに変わる。高等女学校の4年生になった珠は、家を出発すると、錦帯橋を渡って学校へ。川の周辺には満開の桜並木。その風景を見て、「きれいじゃ!」と笑顔を見せる珠の顔のアップで終わる。いよいよ登場したヒロイン・石橋さんへの期待だろうか。それともヒリヒリするような緊張感のシーンが続いたことへの反動だろうか。ちょっと意外な普通の場面がこの日の注目度のピークだった。(文・佐々本浩材/MANTANWEB)

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連続テレビ小説「ブラッサム」の人物相関図(C)NHK
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