織田信長や豊臣秀吉ら戦国武将にふんした“イケメン”たちが名古屋市をPRする「名古屋おもてなし武将隊」が「百花繚乱(りょうらん)/祈り」でCDデビューすることになり20日、「サンシャインシティ アルパ噴水広場」(東京都豊島区)でCD発売記念イベントを行った。アイドルの殿堂といわれる同所に名古屋おもてなし武将隊のメンバー10人全員と名古屋市のキャラクターのはち丸くんが登場し、約1000人の観客の前でデビュー曲を披露した。
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リーダーの織田さんは同じ名古屋で活躍しているSKE48について「すごく尊敬している。わしの20分の1くらいしか生きていないのにあのエネルギーはすごい」と絶賛。「お気に入りはAKB48の篠田麻里子さんと高橋みなみさん」と意外なミーハーぶりもうかがえた。また、目指している音楽グループを聞かれると、「わしらが目指される方、EXILEもわしらを目指してるんじゃろ」と戦国武将らしい堂々としたコメントで、「NHK紅白歌合戦」に出たいという希望も語った。
デビュー曲「百花繚乱」は作詞を中島美嘉さんの「雪の華」などを手掛けたSatomiさん、作曲と編曲をDA PUMPのプロデュースなどを手掛けるm.c.A・Tさんが担当、また河村たかし名古屋市長がゲストボーカルとして参加している。初めて挑戦する“現代の”歌や振り付けのけいこは相当きついものだったらしく、織田さんは収録中に普段は厳しいプロデューサーにふと優しい言葉を掛けてもらったとき、つい「歌うことが怖くて涙を流してしまった」ことを告白し、周りの武将たちも驚いた様子だった。
「名古屋おもてなし武将隊」は10年の名古屋開府400年で名古屋の魅力を全国に伝えようと09年11月に結成。国の緊急雇用対策「ふるさと雇用再生事業」を活用し、ハローワークなどで募集し、オーディションで21~31歳の男女10人を選んだ。前職は俳優やモデル、すし職人、会社員、フリーターで、約1カ月間かけて武将言葉や歴史の勉強、ダンスなどを特訓し、信長、秀吉のほか、徳川家康、加藤清正、前田利家、前田慶次の6武将と4人の陣笠隊を演じている。
CDシングル「百花繚乱/祈り」は初回盤1680円、通常盤1260円で20日発売。CD売り上げの一部は東日本大震災への義援金にあてられる。(毎日新聞デジタル)
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