話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は「Free!」です。アニメーションDoの内海紘子監督に作品の魅力を語ってもらいました。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
−−作品の概要と魅力は?
水泳を通じて生まれる男の子たちの「友情×絆×上半身!」のお話です。水泳を題材にはしていますが「Free!」では「スポ魂!」というよりも人間ドラマを軸にキャラクターの心情を大事に描いています。魅力は、キャラクター同士の関係性でしょうか。この子たちの絆や関係性が話数をへてどう変わっていくのか。あと、みずみずしい画面と熱い水泳シーンは、この作品ならではの描写だと思います。そして個人的には男性ならではの躍動する美しい上半身を楽しんでもらいたいですね。
−−アニメにするときに心がけたことは?
演出的な部分だと、“主人公を主人公にする”こと。主人公の遙は性格上、ほとんどしゃべらず自発的に動かないキャラなので、放っておくと主人公でなくなる危険性がありました。なので、なるべく話さないけど常にカメラで追っかけて、反応や表情を見逃さないよう気を配りました。
絵的な部分だと水泳シーン。ゴーグルとキャップを付けると誰か見分けがつかなくなる可能性があったので、なるべく付ける必要がないところでは付けさせない、付けるときは付ける描写を入れる。なるべくアップで映すなど心がけました。
−−作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
個人的にも水泳が大好きだし、上半身の魅力も伝えられるこの作品に出合えたことがうれしかったです。その上、スタッフや視聴者の方々の反応で、共感してもらえたときはやっぱりうれしかったですね。あと、キャラを好きになってもらえたとき。大変だったことは、絵的な部分だとやっぱり水。作画で水を描くだけでも難しいのですが、さらに泳ぐ……。正直、スタッフ間でもいろいろ戸惑いがありましたが、水泳の資料は豊富だったのでそれを参考に作ることができたのが幸いでした。
−−今後の見どころを教えてください。
今後は意外(?)と真面目な展開になっていくと思います。水泳の大会の独特な雰囲気や熱いバトルが見どころでしょうか。後半に話数が進むにつれ、よりレース感が強まっていくのでお見逃しなく! あと、全体的には、5人の関係が今後どうなっていくのか。遙と凛の関係はどうなるのか。まだ詳しくは言えませんがいつも通りの楽しいシーンもあります。今後もいろいろ盛りだくさんなので、ぜひお楽しみに!
−−ファンへ一言お願いします。
どの男の子にも魅力があって、でも少し欠けてる部分があって……。それをそれぞれ補い合っている少し不器用なこの男の子たちをどうか最後まで見守ってあげてください。そして、彼らが水泳にひかれてるようにこの作品を通じて水泳に興味がわいたり、久しぶりに泳ぎたくなったりしてもらえるとうれしいです。個人的には男性ならではの上半身の魅力に目覚めてもらえると、なおうれしいですね!
アニメーションDo 内海紘子監督
アニメソングの大型ライブイベント「Animelo Summer Live(アニサマ) 2024 -Stargazer-」の第2弾出演アーティストが発表され、歌手のAimer(エメ…
フィギュアスケートがテーマの人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の完全新作劇場版アニメ「ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE(アイス アドレ…
青山剛昌さんの人気マンガ「名探偵コナン」の江戸川コナン、怪盗キッド、服部平次の名シーンがデザインされたスマートフォン向けストラップホルダー「『名探偵コナン』名シーンスマホタグ」が…
尾田栄一郎さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」とファッションブランド「GU(ジーユー)」がコラボしたTシャツなどのアパレルコレクションが、5月…
白泉社の少女マンガ誌「花とゆめ」が、4月19日に発売された10・11合併号で創刊50周年を迎えた。同号は、「ガラスの仮面」「ぼくの地球を守って」「動物のお医者さん」「赤ちゃんと僕…