江戸川乱歩の小説「幽霊塔」をテーマにスタジオジブリの宮崎駿監督が企画から監修までを手がけた新企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道- 」の内覧会が29日、東京・三鷹の「三鷹の森ジブリ美術館」で行われた。宮崎監督がデザインした同小説に出てくる高さ12.5メートルの巨大な時計塔や描き下ろしマンガなどがお披露目された。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
江戸川乱歩の「幽霊塔」は、英国の作家A・M・ウィリアムスンが1898年に発表した小説「灰色の女」を黒岩涙香が翻案して新聞連載小説「幽霊塔」として発表し、1937年に江戸川乱歩が書き改めた作品。宮崎監督は中学生のときに同作を読んで影響を受け、79年に公開された初監督作品「ルパン三世 カリオストロの城」に登場する時計塔などのモチーフにしたという。
内覧会では、宮崎監督が自らのイメージでデザインした時計塔などを公開。中央ホールに置かれた時計塔は、備え付けのハンドルを回して1本の針を動かし、針が午前0時を指すと鐘が鳴る仕組み。また、内部には螺旋(らせん)階段が設置されており、階段を昇っていくと歯車が入り組んだ地下迷宮を模した高さ1メートルほどの子供用の迷路室が現れる造りになっている。迷路内には、隠された財宝や地下迷宮の作者で「幽霊塔」に登場する大富豪・渡海屋市郎兵衛の展示などを見ることができる。同企画展示の造形物はすべて宮崎監督がデッサンしたという。
ほかにも館内には、宮崎監督の描き下ろしマンガをパネルにした「ぼくの幽霊塔」も展示。パネルは16枚で、宮崎監督と小説「幽霊塔」との出合いのエピソードや「ルパン三世 カリオストロの城」への影響、演出の仕方などが紹介されている。このほか、館内では「ルパン三世 カリオストロの城」のジオラマなども展示されている。この日の内覧会では講談師・神田陽司さんによる講談「幽霊塔」も披露された。
企画展示「幽霊塔へようこそ展 -通俗文化の王道- 」は30日から16年5月まで開催予定。同美術館の入場は日時指定の予約制で、7、8月分の入場チケットはインターネットや電話などで先行抽選販売を実施する。
アニメなどが人気の「ラブライブ!」シリーズの「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の全3部作の新作アニメ「映画『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編』」…
“DIY”をテーマとしたオリジナルテレビアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のイベント「オリジナルTVアニメ『Do It Yourself!…
アニメソングの大型ライブイベント「Animelo Summer Live(アニサマ) 2024 -Stargazer-」の第2弾出演アーティストが発表され、歌手のAimer(エメ…
フィギュアスケートがテーマの人気アニメ「ユーリ!!! on ICE」の完全新作劇場版アニメ「ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE(アイス アドレ…
青山剛昌さんの人気マンガ「名探偵コナン」の江戸川コナン、怪盗キッド、服部平次の名シーンがデザインされたスマートフォン向けストラップホルダー「『名探偵コナン』名シーンスマホタグ」が…