坂本真綾:厳島神社で初の“世界遺産ライブ”

広島・厳島神社でライブ「20th Anniversary Special Live Open Air Museum 2015」を開催した坂本真綾さん
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広島・厳島神社でライブ「20th Anniversary Special Live Open Air Museum 2015」を開催した坂本真綾さん

 声優で歌手の坂本真綾さんが30日、世界遺産の広島・厳島神社でライブ「20th Anniversary Special Live Open Air Museum 2015」を開催した。坂本さんは2011年9月に世界遺産の群馬・富岡製糸場の中庭特設ステージでもライブを行っているが、当時、富岡製糸場は世界遺産登録前だったため、今回が初の世界遺産でのライブとなった。坂本さんは海上の回廊につくられた特設会場でライブを行い、当日は雨にもかかわらず約1200人のファンが集まった。

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 デビュー20周年を迎えた坂本さんは4月から記念プロジェクトをスタートし、厳島神社のライブは同プロジェクトの一環として開催された。坂本さんは「厳島神社でのライブが念願だった」といい、理由を「小さいころからよく、あの鳥居の夢を見てたんですね。特に広島にルーツのない私がなぜ、海の上に浮かぶ鳥居の夢を見ていたのかは分からないけど、時には、板の上に座って、足を海につけてる夢も見てたんです。だから、私は勝手になにか縁があるはずだと思っていて、いつか大人になったら来たいとずっと言ってました」と説明した。

 また「初めて訪れたのは母親と旅行で来た29歳のとき。今回が2回目になります。自分との縁は置いておいても、神秘性と厳かさ、それでいて親しみやすさもある不思議な場所で歌うことができて、本当にありがたいなと思います」と喜んだ。

 坂本さんは、荒井(松任谷)由実さんのカバーで、広島県竹原市を舞台にしたアニメ「たまゆら」のオープニングテーマ「やさしさに包まれたなら」やアニメ「幸腹グラフィティ」のオープニングテーマ「幸せについて私が知っている5つの方法」、デビューシングル「約束はいらない」など全15曲を約1時間半にわたって歌った。 

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