注目アニメ紹介:「有頂天家族2」 狸一族の波乱万丈の日々描くコメディー 森見登美彦原作アニメの続編

アニメ「有頂天家族2」のビジュアル(C)森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会
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アニメ「有頂天家族2」のビジュアル(C)森見登美彦・幻冬舎/「有頂天家族2」製作委員会

 森見登美彦さんの小説を原作にしたテレビアニメ「有頂天家族」の続編「有頂天家族2」が9日から順次、スタートする。京都を舞台に、下鴨神社に暮らす、人間に化ける狸(たぬき)の一族が繰り広げる波乱万丈の日々を描くコメディーで、前作に引き続きキャラクター原案を「さよなら絶望先生」などの久米田康治さんが担当する。

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 「有頂天家族2」は森見さんの小説「有頂天家族 二代目の帰朝」(幻冬舎)が原作。今は亡き狸界の頭領の息子で「阿呆の血」を色濃く受け継いだ三男・矢三郎は、天狗(てんぐ)や人間にちょっかいを出してまあまあ愉快に暮らしていた。だが、そんな中、老いぼれ天狗・赤玉先生の後継ぎで、親子げんかの末に姿を消した“二代目”が英国から戻る。二代目の帰朝は、狸界、天狗界を揺るがす大ニュースとして洛中洛外に広がっていき、平和な気配は一変して、京都の街は混迷を極めるのだった……。

 矢三郎の声は櫻井孝宏さん、矢一郎は諏訪部順一さん、矢二郎は吉野裕行さんなど前作のメインキャストが続投するほか、間島淳司さんや日笠陽子さんも声優として出演する。アニメ制作は「SHIROBAKO」などのP.A.WORKSが担当。放送はTOKYO MX、KBS京都ほか。

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