俳優のディーン・フジオカさんが13日、なんばパークスシネマ(大阪市浪速区)で行われた主演映画「結婚」(西谷真一監督、24日公開)の舞台あいさつに、西谷監督とともに登場した。観客から好きな関西弁をリクエストされると「『おおきに』は入門編ですもんね……。せやなあ」「好きやで……ほんまに」と照れくさそうに答え、歓声を浴びていた。
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同作で結婚詐欺師役を演じるフジオカさんはオファーを受けた際の印象を「最初は『犯罪者かー』でした。実は、もともと監督と映画をやりたいという気持ちがありましたから。で、今回は犯罪者か……と思いながらも、ぜひやりましょう!と返事しました」とジョーク交じりにコメント。また、撮影で印象に残っているシーンについては「難しかったのはピアノを弾くシーンですね……。ピアノは本当に弾いてます」と話し、「音を録(と)ってから演技をかぶせるのが普通なんですが、弾きながらせりふのやりとりをするという、まるでミュージカルのようなシーンでしたから、なおさら難易度が高かったですね。もうライブを何度もやる感じでしたよ」と振り返った。
「結婚」は直木賞作家・井上荒野さんの同名小説が原作。古海(うるみ)健児(フジオカさん)は完璧なビジュアルや香り立つ色気で女性たちをとりこにする結婚詐欺師で、あるときは小説家、またあるときは空間コーディネーターと、次々と姿を変え、結婚詐欺を行っていく。だまされた女性たちは、ついに古海の相棒・千石るり子にたどり着くのだが……という内容。
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