この「しずる イベント」ページは「しずる」のイベント記事を掲載しています。
お笑いコンビ「しずる」がこのほど、東京都内で行われた、今年のコント日本一を決める「キングオブコント2025」(TBS系)のファイナリスト会見に出席。今年で芸歴22年目のしずるは、2016年以来、9年ぶり5回目の決勝進出を果たした。純さんは「9年ぶりに(決勝に)来たので、本当に優勝を目指したい。(優勝を目指せるネタ)2本がそろったと自負しております」と自信をにじませた。
昨年準優勝の「ロングコートダディ」の堂前透さんは「まさかしずるが来るとは……」と驚き、「僕は今年の(エントリー表明)会見のときにライバルはしずるさんって言ったんですよ。その時、民衆は笑ってたんです」と明かし、しずるの2人は「誰だ、その民衆。連れてこい!」とツッコミを入れていた。
しずるの純さんもライバルはロングコートダディだと明かし、「普段から劇場で一緒で、会社も一緒で。そもそも初めてコントを見たときから本当に面白いコンビだなっていうのと、うちの奥さんが好きなんですよ。奥さんが好きなロングコートダディに勝って優勝できたら、旦那としても父親としても鼻が高くなるので」と説明した。
一方、しずるの池田一真さんは「(ライバルは)この中にいません」と切り出し、米俳優のエディ・マーフィさんの名前を挙げ、周囲を笑わせた。しかし本当は4年連続出場の「や団」がライバルだといい、「絶対負けません!」と意気込んだ。
9年ぶりに決勝に戻ってこられた理由や9年間での変化を聞かれると、池田さんは「気分さ」と冗談めかしたが、いきなり真面目なトーンで「子供が生まれたことですかね。やっぱり子供に自分がかっこいいところ見せたいという思い」とコメント。「あと、今『メトロンズ』という劇団をやっていまして、(キングオブコント優勝経験のある)『ライス』と『サルゴリラ』と僕らで。僕らだけ優勝していないっていうのがあって。ここでなんとか結果を出して、メトロンズの動員に貢献したいです」と力を込めた。
また、キングオブコントに懸けてきた1年を振り返り、純さんは「365日コントをしていて、毎年臨み方は一緒だったんですけど、今年との相性が良かったっていうことなので、今年優勝しないと次はないと思っています。毎日やっているコントを磨いてここに来られたと思います」と語っていた。
会見には、しずる、ロングコートダディのほか、「トム・ブラウン」「ベルナルド」「元祖いちごちゃん」「レインボー」「青色1号」「ファイヤーサンダー」「うるとらブギーズ」「や団」のファイナリスト10組が出席。MCを「南海キャンディーズ」の山里亮太さんが務めた。
「キングオブコント」は、2008年から毎年行われているお笑いコンテストで、今回が18回目。2人以上のユニットならプロアマ問わず芸歴の制限なく出場可能で、これまでに「東京03」「ロバート」「かもめんたる」「バイきんぐ」「ハナコ」などが優勝している。昨年は、総数3139組がエントリーした中で、ラブレターズが17代目キングの座に輝いた。今年の決勝は10月11日にTBS系で生放送。優勝賞金は1000万円。