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俳優の岡本玲さんと人気グループ「7ORDER」の長妻怜央さんがダブル主演する連続ドラマ「その結婚、正気ですか?」(TOKYO MX、月曜午後10時~10時半)が8月7日から放送される。ドラマは恋愛に臆病なズボラ女子・篠原奏音と年下のクールなイケメン社長・城咲真の“格差婚”を描いたラブコメディーで、岡本さんが奏音、長妻さんが奏音にプロポーズする城咲を演じる。本作が初共演となる岡本さんと長妻さんに、お互いの印象や共演エピソードなどを聞いた。
◇“胸キュン”シーンは「超えなきゃいけないミッションがたくさん」
原作は、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で累計500万ダウンロードを記録したアキラさんの同名マンガ。建築会社で設計士として働く奏音は、ある日、婚活パーティー会場で超有名企業の社長の城咲と出会う。翌日、奏音は突然会いに来た城咲からプロポーズされ戸惑うが、徐々に城咲と距離を縮め、プロポーズを受け入れる。性格も趣味も生まれ育った環境も違う2人の新婚生活がスタートするが……というストーリーだ。
岡本さんは、本作の奏音が初の連ドラ主演でラブコメヒロイン。昔からコメディーを演じてみたかったといい、「まさか30歳を過ぎてラブコメのヒロインを演じることができるなんて……と、奏音のように『夢のような話だな』と思いました」と喜びを明かす。同じく連ドラ初主演となる長妻さんは「僕は主演という感じではなく“困らせる弟”のような感じでやらせていただきました」と笑い、「現場では岡本さんにすごく引っ張っていただきましたね」と振り返る。
2人は本作が初共演。長妻さんとの共演について「現場を常に明るくしてくれました。照れてしまう胸キュンシーンも、思う存分ふざけてくださって(笑い)。やることはやる、メリハリが効いた方なので頼もしかったです」と岡本さん。長妻さんは「ずっと明るく天真爛漫(らんまん)で、笑顔が太陽のような方だったので、今回は楽しい現場になるだろうなという印象で、実際、楽しく撮影を終えることができました。せりふの言い回しとかだけじゃなく、作品や状況に合うことをすごく考えていらっしゃるんだな、と感じました」と印象を明かす。
本作には、お姫様抱っこなどの“胸キュン”シーンも散りばめられている。岡本さんは「役柄としてではなく、私自身が胸キュンシーンを撮られて戸惑っているところを、あまり気にせず、恥ずかしがらず、表に出すことが奏音の役柄にうまく乗ると思いました。だからあまり見せたことのないニヤけた顔をしているんじゃないかと思います(笑い)。奏音は、年齢も境遇も自分と似ているところがあるので、あまり役とは考えず、自分自身のままその場にいることにチャレンジしてみました」と語り、長妻さんも「奏音の表情にも注目していただけたら。男性陣からするとキュンキュンする表情が見られるんじゃないかなと思います」と見どころを話す。
そんな2人の胸キュンシーンの手ごたえを聞くと、顔を見合わせて「頑張りましたね~」と笑顔。「ラブコメっていう作品自体にお互いに慣れていなかったので、いろいろと超えていかなきゃいけないミッションがたくさんあって……ミッションをひとつずつクリアしてハイタッチ、みたいな」と岡本さんは笑いながら振り返り、長妻さんも「だいぶ頑張りました。僕は、もうどれだけキュンキュンさせられるか……みたいな感じでしたね」とほほ笑む。
◇30代で変化したこと、30代までにしたいこと
本作は結婚がひとつのテーマ。岡本さんは「私は、実年齢的にも周囲がたくさん結婚していますし、結婚という言葉は身近にあるものですけど、奏音と同じように『いつか普通に結婚できるものだろう』と軽く考えていたら、今年32歳になり……焦りのようなものも正直、感じているところです」と吐露。ただ、奏音役を演じて「結婚にもいろいろな形があるし、いいところも悪いところもある。周りに合わせて『こういう結婚がいい』という価値観を持つことはやめよう、という強さは、自分の中にできたかもしれません」と打ち明ける。
そう語る岡本さんに、30代になって変化したことを聞くと「自分の機嫌の取り方が分かってきて、1人で楽しく生きられちゃうんですよね。毎日が楽しくなりましたし、幸せを感じる瞬間も、若い時よりは多いなって思います」と笑顔。「そのポジティブな気持ちを、作品や周りの人にどう還元して、巻き込んでいけるか……1人で生きられるからこそ、人を巻き込むにはどういうやり方があるんだろう、と今は前向きに模索して、幸せな毎日送っています」とほほ笑む。
現在25歳の長妻さんには30代までにしたいことを聞いてみると、「僕、ずっと年下(の立ち位置)が多くて、メンバーや共演者に頼っていた部分もあるんです。でも、それだけじゃなく、個人としてちゃんと立ったうえでお仕事ができたらいいな、とすごく思っています。今までは支えられている部分が多かったんですけど、支えられるような人になりたいなと思います」と思いを明かし、「30歳までに、今の自分が持っているものをパワーアップさせて、お芝居を含め、表現への生かし方とかそういう部分を考えていけたらなと思います」と意気込む。
そんな2人に、最後に改めて本作の見どころを聞くと、「この作品は、ファンタジーと現実的な部分がちょうどいい、絶妙な感じなんです。(現実には)ないけど、引っかかる部分がある。それを絶妙に表現しているんじゃないかなと思います」と長妻さん。岡本さんもうなずき「夢を見させてもらえる胸キュンなシーンもあるし、でもリアルな等身大の登場人物たちの悩みやぶつかる壁もある。みなさんのエネルギーになる作品じゃないかと思います」と語ってくれた。
※連続ドラマ「その結婚、正気ですか?」は8月7日から毎週月曜午後10時からTOKYO MX1で放送。長妻さんが「長妻怜央 from 7ORDER」として担当したエンディング主題歌「シンデレラストーリー」は8月7日に配信リリース。