この「ながたんと青と -いちかの料理帖- インタビュー」ページは「ながたんと青と -いちかの料理帖-」のインタビュー記事を掲載しています。
俳優の門脇麦さんが主演を務め、人気グループ「ACEes(エイシーズ)」の作間龍斗さんが共演して2月20日からWOWOWで放送・配信される「連続ドラマW-30『ながたんと青と -いちかの料理帖-2』」(金曜午後11時)で、門脇さんと作間さんのクランクイン時(2025年6月末)のオフィシャルインタビューが公開された。
ドラマは、磯谷友紀さんの同名マンガ(講談社)が原作。戦後間もない京都を舞台に、門脇さん演じる主人公の料理人・桑乃木いち日が経営難の実家の料亭「桑乃木」存続のため、作間さん演じる大阪の老舗ホテル経営者の三男・山口周と政略結婚したことから始まるグルメラブストーリー。2023年に前作「ながたんと青と -いちかの料理帖-」が放送・配信され、15歳の年の差夫婦のもどかしい恋模様やいち日の“見た目もおいしい料理”が話題を呼んだ。
前作では、望まぬ結婚で出会った2人が次第に心を通わせ、本物の夫婦となるまでが描かれた。その直後から始まる本作は、夫婦のもとに“新たな家族”がやってくるほか、山口家の次男で周の兄である栄(さかえ)の登場を機に、経営難から脱却し始めた「桑乃木」に再び試練が訪れる。
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--先ほど迎えたクランクインの感想をお聞かせください。
門脇さん:3年ぶりですね。
作間さん:3年ぶりですね。初日から濃いシーンを撮りましたね。
門脇さん:前作を経てないと演じられない濃いシーンでした。
作間さん:これから撮るシーンもさらに濃くて。
門脇さん:確かに。
作間さん:それもあって「帰ってきた」感じがすごくします。スタッフさんも前作から一緒だった方が多いので。
門脇さん:ホーム感がすごく感じられますね。3年も経っていますが、前作から続きで撮っているかのような、そういう空気感の中でできるのは、このチームならではのことだなと思います。
作間さん:僕のおばあちゃんと同じ世代の衣装さんがいらっしゃるんですが、お仕事を少しお休みしようかと思っていたところ、今回「ながたんと青と2」をやるのならと、戻ってきてくれたそうなんです。うれしかったですね。
門脇さん:作間さんのことを実の息子みたいにかわいがっていて。前作のクランクアップで号泣されてたもんね。
--3年ぶりの共演。お互いの印象に何か変化はありましたか?
門脇さん:作間さんが違う作品で違う役をやっている時に会う機会があったのですが、このいでたちで眼鏡をした周さんと会うのは久しぶりだなという感じがすごくして、若干照れますね(笑)。
作間さん:この3年の間に門脇さんの舞台を何度か観に行かせていただいて、門脇さんの映像作品ももちろん観て、さらに「すごい女優さんだな」という感じが強まっちゃっていたんですよ。いい意味で「やばいなこの人!」と思っていた中で今日を迎えたんですが、門脇さんがあまりにも普通、変わらずいい人すぎて、何も感じませんでした(笑)。今日最初に2人で撮ったのは第3話(3月6日放送・配信)のお墓参りのシーンなんですが、すぐに打ち解けられました。そういう空気感が作れたのは、門脇さんのおかげです。
門脇さん:照れますね(笑)。でもさっき作間さんが言っていたとおり、京都のチームのみなさんのおかげで初日とは思えない温かさを感じながら仕事できるのがうれしいなと思っています。
作間さん:確かに。この作品は京都のロケーションありきでもあるので今日もずっとお寺にいますが、戦後の京都という時代背景や服装など込みで、「始まったんだな」という実感が湧いています。実は昨日までは「第2期が始まる」っていう実感があまりなくて。新しいキャストの方もいるし、意外と別作品みたいに感じるのかなと思ってたんです。でも今日、門脇さんと2人で撮影して「これだ、これだ」と思いました。
--第2期の撮影が始まるまでに、何か準備はしましたか?
門脇さん:前作は見返しました。第2期が始まるという実感があまり湧いていなかったんですが、衣装合わせで京都に来た時に、監督をはじめスタッフの皆さんの勉強のされ方、前作の復習のされ方、小道具の一つひとつに至るまで時代背景を反映した作り込みがすごくて、そこで気が引き締まったんです。それまでは、3年前の自分をなぞるというか、そういった要素は入れたくないな、前作は見返さなくていいかなと思っていましたが、やっぱり見直しておこうと。
作間さん:僕もスタッフの皆さんがすごく気合いを入れてくださっていると聞いて、前作を見返して、原作ももちろん読んでから本作の台本を読みました。その上で実際に本読みや衣装合わせが始まって、またどんどんこの世界に入りこんでいっています。
--いち日は京都弁、周は関西弁のセリフがありますが、方言についてはどうですか?
門脇さん:「京都弁が戻ってくる」といったことは全然ないんですが、前作でゼロからやった時よりは、若干残っている部分もあるので、力み過ぎずに京都弁に臨めたらいいなというのが、今回の私なりのチャレンジだったりします。
作間さん:周も今回は関西弁のセリフが多いので、事前にできることはやっておこうと思っていて。といっても方言指導の先生からいただいた音声データを聞いて、音楽のように覚えるだけなんですが。門脇さんは全編京都弁でのお芝居なので、僕とは使うカロリーが全然違うので、すごいなと思います。
--京都での2カ月間の撮影。京都ならではの楽しみはありますか?
作間さん:僕、京都にはもう土地勘がついちゃって、ナビなしで移動できるようになっちゃったんですよ。
門脇さん:ホントに?
作間さん:はい。ホントに。京都の上側はもうナビいらないです。
門脇さん:すごい。地図が頭に入ってるんだ。
作間さん:はい。だからもう旅行気分という感じでもないので“京都っぽい場所”とかではなく、ニッチな店を探したいですね。ニッチな銭湯とかも空き時間に探したいです。
門脇さん:あと、せっかくまた大原さん(料理監修の料理研究家・大原千鶴さん)とお仕事してるから、大原さんにおいしいお店を教えてもらうとか。
作間さん:それはやばいですね!確かにまだ聞いてないですね。
門脇さん:なんなら大原さんと一緒にご飯食べに行ったりもしたいですね。そしてもちろん、大原さんが作ってくださった料理をなるべくたくさん食べる!
作間さん:僕、今日は大学でお弁当を食べるシーンから始まったんですけど、卵焼きが正直、泣きそうになるぐらいおいしくて。「なに、この無駄のない卵焼きは!」ってマジで思いました。だからお昼は用意していただいていたお弁当ではなく、大原さんのお弁当を食べました。撮影で食べたのは卵焼きだけだったんですが、なすの煮びたしとか他のおかずもホントに全部おいしいんですよ。
門脇さん:それはさ、「おすそ分けしなきゃ!」って、持ってきてくれるっていうアイデアはなかったの?
作間さん:いや、まったく(笑)。
門脇さん:なんでだよー!(笑)
作間さん:移動のバスの中で全部食べちゃいました。
門脇さん:確かに大原さんのお料理はこの作品の醍醐味ですしね。
--それでは最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
作間さん:前作とはまた違った展開がかなりあり、前作の温かい感じを楽しみにされている方にも、ちょっと刺激が欲しい方にも楽しんでいただけると思います。新キャストの小林虎之介さん演じる栄が加わり、満を持して山口家の三兄弟が揃うので、そこも楽しみにしていてほしいなと思います。まずは前作の雰囲気を大切にしつつ、よりよい作品にできるよう撮影に挑んでまいります。
門脇さん:前作はお店の経営の話と2人の関係性が主軸だったと思いますが、第2期では道哉くん(眞野陸くん)という2人の養子になる男の子も加わり、より信頼関係を築いた2人が“だんだん家族になっていく”ところが見どころかと思います。そして周さんが東京に行くことで、2人が離れて暮らすことにもなるので、家族の大切さを感じたり、また、2人の絆が試されたりする展開が多くなります。前作の丁寧な作品づくりや温かさを存分に詰め込みつつ、新たなお話の展開も楽しみにしてください。