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中島裕翔:「人間くさい性格」の弁護士役 「信頼してチーム作りができて幸せ」

「連続ドラマW シリウスの反証」の場面カット=WOWOW提供

 1月10日午後10時から放送・配信されるWOWOWのドラマ「連続ドラマW シリウスの反証」(全5話、第1話は無料放送)で主演を務める中島裕翔さん。WOWOWオリジナルドラマ初主演で、冤罪被害者の救済活動に取り組む団体「チーム・ゼロ」に所属し、難攻不落の再審請求に挑む弁護士・藤嶋翔太を演じる。自身が演じた役柄や共演者とのエピソードなどを聞いた。

 ◇バイアスの危険性に切り込む作品

 ドラマは、人気作家、大門剛明さんの同名小説(角川文庫/KADOKAWA)が原作。25年前に岐阜県郡上八幡で起きた一家惨殺事件の犯人とされた死刑囚を救うため、難攻不落の再審請求に挑む弁護士たちの戦いを描く。映画「Winny」(2023年)で実際に起きた事件をリアルかつ繊細に描写し、話題を呼んだ松本優作さんが監督を務める。

 中島さんは自身が演じる藤嶋を「人間性がすごく見える、人間くさい性格を持った人物」だと分析する。

 「完璧に何でもできる人間っていうよりは、人としてどこか欠点があるというか、人間くささがある人物が僕は好き。自分がやる以上、その人物に共感できるところにはアプローチしていきたいなといつも心がけているので、作品の中で描かれている事件や人間関係は、藤嶋視点でちゃんと考えられるように取り組みました」

 難しかったのは、バイアスがかかって見ていたものを、後半につれて前のめりに事件に関わって真相を突き止めにいくという藤嶋の変化の見せ方。「そこの機微は、すごく慎重に監督と話し合いながら、人物像を決めていきました」と振り返った。

 この“バイアス”は今作のキーワードともいえる。思い込みや先入観を持つことの危険性をどう考えるかは「難しい」という。

 「今、インターネット社会で、誰もが簡単に好きなことを書けるような時代で、情報過多になっているからこそ、どこまでちゃんとネットリテラシーを持って、一つ一つ自分で調べて答えを出せるか、ちゃんと見極めていかなきゃいけない。そういうところに切り込んでいる、メッセージ性を持っている作品だと思うんですよ。だからこそ、この作品で『ちょっとバイアスを持って見ていたわ』と気づかせてくれると思います。自分も台本を『これは絶対に犯人だろう』とか考えながら読むこともあって、でもむしろそれが人間なんだとは思うんですが、この作品の中で出てくる科学捜査、指紋鑑定など間違いようがないようなことも、人のバイアスによって変わってしまう恐ろしさ、危険性をはらんでるという、ある種の警鐘にはなっていると思います」

 「防ぐことは難しいけれど、今後はちゃんと見極めていきたい」と言いつつ、「まあ、僕は逆にバイアスを持たれる側ではないんでしょうか。出役ですから」と笑って話した。

 ◇共演者との関係作りで演技にリアルな感情が乗る

 共演者には、仁村紗和さん、金子大地さん、渡辺いっけいさん、益岡徹さん、緒形直人さんらが名を連ね、「名だたる豪華キャストに囲まれて緊張した」という。

 「緒形さんとは、共演シーンが少なかったんです。だからもうそのワンシーン、ワンシーンをすごく大事にしたいなと思っていました。緒形さんが先に終わられた日があったんですけど、メイクをしてもらっていた僕に、わざわざ顔をのぞき込んで、『じゃあね、お疲れ様でした』と声を掛けてくれて、“惚(ほ)れてまうやろう!”状態でした。実際に撮影でも、胸を借りて、僕もちゃんとぶつかりに行くことができたなと思います。待ち時間も気を紛らわせるために、冗談を言ってピリッとしすぎないようにしてくださるなど、そういうベテランの方のたたずまいってすてきだなと思いました」

 「チーム・ゼロ」のメンバーとは好きな映画やゲームなど共通の話題も多く、シリアスな作品だからこそ、憩いの時間を大切にしていた。親友の安野草介を演じた金子さんがスクワットにハマったときには、横でコーチのように「いける!」「あと2回!」など声を掛けていたという。

 「メイクしてくださった後にやるから、めっちゃ汗かくんですよ。メイクさん泣かせなんですけど、メイクさんに『後でまた直してあげる』と言われてすごく自由にやっていたムードメーカーでした」

 こうした現場の雰囲気は、最後までモチベーション高く藤嶋を演じる助けにもなった。

 「自分は没入しすぎちゃうタイプなんで、スタンバイ時間に皆さんと和気あいあいとしゃべりながらスイッチをオフにしていました。そうやって皆さんと実際の関係性を築き上げていく中で、『この人を失ったら嫌だな』というリアルな感情が乗るんですよね。ある出来事を境に、藤嶋の事件解決への熱意のギアが上がる瞬間があり、そういうところは実際に、リーダー役の仁村さんや、金子大地くんの顔を思い浮かべながら演じました。2人や他の共演者さんからいただいた気持ちではあるので、だからこそ普段の関係性の築き方というのはすごく大事だなと感じました。松本監督率いるこの組で、和気あいあいと進んでいく中で、信頼してチーム作りができたのは幸せなことだなと思います」

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