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伊藤万理華:人との関わりを考えさせられるドラマ「自分のことも好きになりました」 NHK土ドラ「パーセント」でテレビプロデューサー役

連続ドラマ「パーセント」で主演する伊藤万理華さん=NHK提供

 アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバーで俳優の伊藤万理華さんが、5月11日スタートのNHKの土曜ドラマ「パーセント」(総合・土曜午後10時ほか、全4回)で、主人公の吉澤未来(よしざわ・みく)を演じる。ローカルテレビ局の若手プロデューサーの未来は、障害のあるヒロインを描くドラマを制作することになり、取材で出会った車いすの高校生、ハル(和合由依さん)に心惹(ひ)かれていく……という展開。役作りや撮影秘話などを、伊藤さんが語った。

 ◇作品への向き合い方が変わる「挑戦的な企画」

 伊藤さんは、今作に出演が決まり、「最初に『うれしい』という気持ちから入りました」と喜んだ一方で、「脚本を読んだときは、今までとは作品への向き合い方を変えていかなければいけないな、と思うくらい挑戦的な企画だと思いました」と印象を語る。

 オファーを受けると、今作のプロデューサーの南野彩子さんから手紙が届いたという。そこには「悩んだら一緒に悩みます、一緒に走り抜けます、共にやります」と書かれていた。そのお陰で「(撮影期間の)3カ月間を挑んでみよう、と思えましたし、走り抜けられました」といい、キャストやスタッフに「絶対にうそをつきたくない、誠実に向き合いたいという気持ちでやっていた気がします」と振り返る。

 演じる未来については、「未来の魅力は人間くさいところです。悩むときは悩む、落ち込んで、そこからはい上がっていくところが魅力的だな、と。あと、『好き』と思ったら真っすぐ好きだと伝えられること。それはハルちゃんという存在の大きさだと思うのですが、あんなに真っすぐに会いに行けるってすごい! 憧れます」と語る。

 ◇プロデューサーを質問攻めに 趣味のクレーンゲームも一緒に

 プロデューサー役を演じるにあたって、「撮影期間中はプロデューサーの南野さんにたくさん質問をしました」と明かす。

 「未来の趣味がクレーンゲームなのですが、南野さんご本人の趣味もそうなんです。撮影初日がクレーンゲームのシーンだったので、顔合わせの日の夜、南野さんと一緒にゲームセンターへ行きました。由依ちゃんが好きなキャラクターのぬいぐるみがあって、2人でずっと格闘していたら取れたんです。最高でした! もう、まるで『パーセント』の1シーンでしたよ。その後も何かあれば南野さんに相談して、悩んだ時も全部を支えてくれて、受け入れてくれて。南野さんには感謝しかないです」

 車いすの高校生、ハル役の和合さんは、「初めてごあいさつしたときに、パッと明るく照らす太陽のようでした。すごくフラットで明るくて、出会ったときからすでに緊張しないというオーラが出ていて、『ああ、本物のハルちゃんだ、すごい!』と思いました。未来がハルちゃんを見つけたときと同じような衝撃で、初日にそれを体験できたんです」と第一印象を語る。

 全4話を3カ月かけて撮影した。「毎日いい空気に、明るい気持ちで入れた現場です。皆さんのモチベーションが高く、この作品にすごく丁寧に向き合いたいんだという思いがあったからできた空気だと思います」と振り返る。

 第1話に登場する、ハルが所属する劇団「S」でのオーディションのシーンが撮影で特に印象に残っているという。

 「私も、全くみんなのお芝居を見ず、撮影に入ったのですが、皆さんが魅力的すぎて、あのときの未来の表情は全部『素』です。『S』のメンバーも、映像作品でお芝居をすることが初めてだった人も多かったと思うから、その喜びが前面に出ているんです。純粋に、好奇心旺盛で、ワクワクしながら演じていることが伝わってきて、演じる上で一番大事にしなきゃいけないのって、この光景じゃないかなと。オーディションシーンでより感じたから、すごく印象に残っています」

 ◇3カ月の撮影期間中「間違えることもあった」

 ドラマについて、「誰でも間違えるし、失敗する。そういうときに、コミュニケーションの中で言葉を間違えてしまうこともあります。人と関わることで、すれ違いも多くなるという経験をしていない人はいないと思います。そんな間違いを直そうと伝えるドラマではなくて、そんな自分を肯定してあげようというお話です」と説明。

 そして、「たくさんの人に見てほしいです。実際に3カ月の撮影期間中に、自分自身も間違えることがありました。その都度、関わり方を反省したり、未来と同じ気持ちになったりした瞬間もあったけど、周りに寄り添ってくれる人がたくさんいたから、このドラマで自分のことも好きになりました。 『パーセント』は、人と関わるということで、とても大切な思い出になった作品です」とメッセージを送った。

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