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バカリズム:タイムリープの次は未知との遭遇!? 主演は市川実日子 来年1月期連ドラ「ホットスポット」

ドラマ「ホットスポット」のビジュアル=日本テレビ提供

 人気ドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ)の脚本を手掛けたバカリズムさんと同ドラマの制作スタッフが再集結した来年1月期の連続ドラマのタイトルが「ホットスポット」(日曜午後10時半)に決まった。市川実日子さん演じる主人公が宇宙人と遭遇したことをきっかけに始まる「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」になるという。市川さんが民放連ドラの主演を務めるのは初めて。

 舞台は、日本が誇る富士山の麓にある山梨県のとある町。ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの主人公・遠藤清美(41)は、ある日、ひょんなことで宇宙人と出会う。もし彼女がピュアな少女だったら、宇宙人と友情を育み、正義のために巨悪と戦う…的な青春冒険活劇が始まりそうなところだが、世の中の酸いも甘いも経験してきた大人の清美は、宇宙人の機嫌を損ねないレベルで、仕事や私生活のちょっとした事件の解決をお願いする……というストーリーだ。発表されたイントロダクションにも「不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする」と記されるなど、バカリズムさんならではの一筋縄ではいかないSFドラマになるという。

 バカリズムさんは「地元にエイリアンが来る、人間のコメディーです。ぶっ飛んだ話というと、多分全然ぶっ飛んでねーじゃんってなると思うんで。ものすごく地味なお話ですね」と言い、主演の市川さんも「時々声を出して笑ってしまうくらいおかしくて、ひとってなんだか可愛らしい生き物だなと感じました」とコメントしている。

 ◇イントロダクション

 富士山麓のとある町には、地球外生命体が潜んでいた!

 ビジネスホテルで働くシングルマザー遠藤清美41歳。ある日、彼女はひょんなことから宇宙人と遭遇し…!?

 小さな田舎町で不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする、バカリズム脚本地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー!

 ◇バカリズムさんのコメント

 --地元系エイリアン・ヒューマン・コメディーとは?

 本当に地元にエイリアンが来る、人間のコメディーです。まんまです。ぶっ飛んだ話というと、多分全然ぶっ飛んでねーじゃんってなると思うんで。ものすごく地味なお話ですね。宇宙に関係する。

 --なぜ、今度は「宇宙人」?

 連ドラで宇宙人って、あんまりないし、いいんじゃないんですか?と。このドラマの設定自体、最初に提出したときは2行ぐらいしか書いてなくて。企画を三つぐらい出したときの一番下。それが水野監督的に一番見えなかった。全く想像つかないのでこれにしませんか?と。

 今は考えてますけど、企画の数合わせで出したから、これになると思わなかった。連ドラで急に宇宙人とかないじゃないですか?だからボツになると思ったんですよ。話していくうちに、これにしていきましょうかと。「E.T.」とか「ストレンジャー・シングス」とかあるじゃないですか、ヒットした宇宙ものというか、そういうのをものすごくスケールの狭いシチュエーションでやったらおもしろいかな?って感じです。第一、まだ結末も決まっていないぐらい、本当に書きながら考えているので。嘘をついていいならめっちゃ言いますけど。巨大宇宙船が来て、大戦争をして。全編CGで!(嘘です)

 --ドラマの見どころは?

 見どころは、本当に大したことが起こらないんで、事件自体は。宇宙って壮大なスケールを想像されると、そういうことでもないと思うので、だから本当に過度な期待はしないで、気楽に見てほしいです。ドラマの始まる前ってあおるじゃないですか。こちらは見てもらった後の心配してるから、そこのせめぎ合いなんですよね。あおる宣伝とプレッシャーをかけられる演者と。ちょうどいいとこ探してるんですけど。

 でも面白いは面白いと思いますので、もう気楽に見ていただければな、と思います。普通に楽しいですよ。でも、宇宙人も出てきます。宇宙人がめっちゃ出てきます。遂に、宇宙人がTVに映ります。

 --市川実日子さんへ言いたいこと

めっちゃ気楽に楽しくやってほしい。セリフとか全部変えちゃっていい。ずーっとたわいもないことを話しているので。

市川実日子 コメント

 --本作の主演のオファーを受けた際の感想、バカリズムさんの台本を読んだ感想を教えてください

 最初はとてもびっくりしましたが、「全スタッフキャストが、きちんと食べて・きちんと休む。生活環境が整った現場作りを目指します」というこのチームの志を伺って、共感し、そんなチームからお誘いいただけることを嬉しく思いました。バカリズムさんの脚本は、時々声を出して笑ってしまうくらい可笑しくて、ひとってなんだか可愛らしい生き物だなと感じました。

 --主人公・遠藤清美はどんな人ですか?どのように演じていきたいですか?

 清美は山梨県に生まれ育ち、子育てをしながら仕事をして。ひたむきに朗らかに日常を過ごす女性です。ある出来事から、地元の幼馴染と頻繁に会うようになります。面白い脚本なので、面白いって思わずに演じたいです。

 --演じるにあたって、楽しみにしていること

 会話劇で台詞のやり取りがとても多いので、お会いする共演者のみなさんが口々に「練習しましょう。協力していきましょう」と、イン前から手を取り合う空気感になっています。どんなチームになっていくか楽しみです。

 --富士山の麓に住む主人公が宇宙人と出会うお話ですが、宇宙人はどんな存在ですか?

 私はまだ宇宙人に会ったことがないのですが、実は、もう地球で一緒に暮らしているかもしれないな…と、考えることはあります。これからの地球では、今よりもっと自然なこととして宇宙人が存在していくかもしれないし、もしかしたらこの作品は、少し先をいっているドラマなのかもしれないとも思いました。

 --視聴者の皆さんへ、見どころを教えてください。

 この作品の登場人物たちの会話は、日々、日本中のあちらこちらで繰り広げられているような会話なのかもしれません。観てくださった方に、「あ、私の日常って、実は愛おしいものなのかも…」と思っていただけるような、「日曜日の夜はホットスポットがある!」と楽しみにしていただけるような作品になったら、うれしいです。

 ◇小田玲奈プロデューサーのコメント

 まず、脚本のバカリズムさんを筆頭に「ブラッシュアップライフ」のチームで再び連ドラを作れることにこの上ない喜びを感じています。

 升野さん(バカリズム)が考えたキャッチフレーズは「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」。そう、今回は宇宙人が登場します。「タイムリープ」の次は「エイリアン」…どうかしてます(笑) ただ!今回もファンタジーな設定ながら、描かれていることは「ごくごく普通の日常」です。宇宙人が出るのにドラマチックなことが全然起きません。でもだからこそ可笑しくて、愛しくて、尊い…バカリズムワールド全開な作品になっています。とにかく脚本が面白いです。さすがです。

 主役は市川実日子さん。田舎町でのびのび呼吸をしている主人公を想像した時に、市川さんの顔が思い浮かびました。先日、本読みをした際に、台詞を喋っているとは思えないぐらいナチュラルで、世界観にぴったりハマっていました。すご~くイイので、はやく皆様にお見せしたいです。

 前回、有り難いことに国内外でたくさん賞をいただき、プレッシャーが無いと言えば嘘になりますが、せっかくなので、より面白いドラマを作ろうとキャスト・スタッフ張り切っています。升野さんはいつも「できるだけハードルを下げて」とおっしゃっていますが、あえて言わせてください、皆さん待望の!地元系SFシリーズ 第二弾!「ホットスポット」どうぞご期待ください!

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