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怪盗クイーンの優雅な休暇:大人になった読者の“懐かしさ”とZ世代の“新しさ” あにぱに主題歌起用の裏側 Pが語る挑戦

「怪盗クイーンの優雅な休暇」の一場面(C)はやみねかおる・K2商会・講談社/「怪盗クイーン」製作委員会

 講談社の児童書「青い鳥文庫」の小説「怪盗クイーン」シリーズが原作の劇場版アニメ最新作「怪盗クイーンの優雅な休暇(バカンス)」が、5月23日に公開される。原作は、はやみねかおるさんの小説で、2002年3月に第1作が刊行されて以来、長きにわたって人気を集めている。劇場版アニメ最新作では、Z世代を中心に人気を集める音楽ユニット「あにぱに」が主題歌「Queen’s illusion」を担当し、かつて読者だった大人たちの“懐かしさ”と、Z世代の“新しさ”をつなぐ冒険の物語が描かれるという。最新作を手がける山本京佳プロデューサーが制作の裏側、今作での挑戦について語った。

 ◇子供向けだが決して子供騙しではない 世代を超える魅力

 「怪盗クイーンの優雅な休暇」は、2022年に公開された「怪盗クイーンはサーカスがお好き」から続く劇場版第2作。山本プロデューサーは、「『怪盗クイーン』をはじめ、はやみね先生の作品は小学生の頃から読んでいました。大人になってから読み返して、子供向けではあるけれど、決して子供騙(だま)しではないことに気づきました」と語る。ドキドキしながらページをめくったあの頃の感覚と、大人になった今だからこそ気づける作品の奥深さの両方を知るファンだからこそ、「一人でも多くの人にこの作品の魅力を届けたい」と、強い思いで再び劇場版に挑んだ。

 前作の約60分から上映時間を大幅に拡大し、公開劇場数も約3倍にスケールアップした最新作は、シリーズを支え続けたファンへの感謝とともに、Z世代にも新しい風を届ける意欲作となっているという。「小学生の頃に読んでいた私のような世代から、現役の小中学生の読者まで、幅広く楽しんでもらえるように」と、世代を超えた橋渡し役としての思いが込められている。

 ◇主題歌制作秘話 アニメの今後の展開は?

 Z世代へのアプローチとして、人気ユニット「すとぷり」の莉犬さん、「Knight A - 騎士A -」のばぁうさん、「AMPTAKxCOLORS」のちぐさくんによる音楽ユニット「あにぱに」が主題歌「Queen’s illusion」を担当する。主題歌の制作では、原作者のはやみねさんから「楽しい気持ちで映画館を後にできる楽曲がいい」というヒントをもとに「船旅」や「バカンス」といったテーマを盛り込みつつ、クイーンの持つ華やかさ、優雅さも意識し、作品との調和を図ったという。

 加えて、山本プロデューサーからは「曲調ではなく歌詞で世界観を表現してほしい」という要望が伝えられていた。完成した楽曲の歌詞には、ストレートなフレーズを真っすぐに届ける爽快感があり、「自然と笑顔になることができました。作品だけではなく、聴いている自分にも寄り添ってくれる楽曲なので、多くの方に好きになっていただける楽曲だと思います」と、手応えを感じている。

 アニメ「怪盗クイーン」シリーズの今後については、「ずっとアニメ化し続けたいという強い思いはありますが……今回の映画次第というのが正直なところ」と明かしつつも、「香港にも行きたいし、パリにも行きたいし……夢は広がるばかりですが、すてきな未来がやってくることを、心から願っています」と思いを込めた。

 「怪盗クイーン」シリーズは、飛行船で世界中を飛び回り、狙った獲物は必ず盗む怪盗クイーンの活躍を描いている。累計発行部数は130万部以上。劇場版アニメ最新作は、前作に続き、クイーン役の大和悠河さん、ジョーカー役の加藤和樹さん、RD役の内田雄馬さんが出演する。Cocomiさんが新キャラクターで物語の鍵を握るイルマ姫を演じる。

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