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解説:「機動警察パトレイバー」 新作アニメ「EZY」ついにお披露目 “パトレイバーらしさ”原点回帰

アニメ「機動警察パトレイバー EZY」のAV-98Plus イングラム(イングラム・プラス)のフィギュア

 アニメなどが人気の「機動警察パトレイバー」の新作アニメ「機動警察パトレイバー EZY(イズィー)」の第1話「トレンドは#第二小隊」の上映会が2月14日、武蔵野公会堂(東京都武蔵野市)で開催されたことが話題になっている。新作「EZY」は2017年に制作が発表され、2022年にパイロットフィルムが公開された。制作発表から約9年たち、第1話がついにお披露目された。

 ◇いい意味での既視感

 新作は「パトレイバー」を手掛けた伝説のクリエーター集団「HEADGEAR(ヘッドギア)」のメンバーでメカニックデザインを担当してきた出渕裕さんが監督を務め、同じく「HEADGEAR」の伊藤和典さんが脚本、シリーズ構成を担当。J.C.STAFFがアニメを制作する。全3章、全8話構成で、第1章は5月15日、第2章は8月14日、第3章は2027年3月に劇場公開される。第1~6話は一話完結のオムニバス形式、第7、8話は連続したストーリーとなる。

 「パトレイバー」はさまざまなシリーズや作品が制作されており、パラレルワールドのように細部の設定やストーリーが異なる。「EZY」は、1989~90年放送のテレビアニメ「ON TELEVISION」や、1990~92年に展開されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)「NEW OVA」の流れにあるという。

 「EZY」について、J.C.STAFFの松倉友二プロデューサーは「いい意味で非常に既視感のある“パトレイバーらしい”展開で、変わらない空気感が漂っています」、出渕さんは「今回は原点に立ち返り、アーリーデイズと同じ立ち位置で取り組んだ」と話していた。

 「アーリーデイズ」とは、1988年4月~1989年6月に展開された全7話の初期OVA。第1~4話は一話完結のオムニバス形式で、コメディーやホラー、鋭い社会派ドラマなど特車二課の日常と事件をバラエティー豊かに描いた。第5、6話の前後編エピソード「二課の一番長い日」は、1993年公開の劇場版アニメ第2作「機動警察パトレイバー2 the Movie」の原形になったともいわれている傑作だ。

 「EZY」は、第1~6話が一話完結のオムニバス形式、第7、8話が連続したストーリーになることが発表されており、「アーリーデイズ」が築き上げた“伝統のスタイル”を踏襲しているのかもしれない。

 ◇異色の「二人の軽井沢」は異色ではない!?

 2月14日に開催された上映会は2部制で、記者が取材した第2部は「EZY」の第1話に加え、「NEW OVA」の第12話「二人の軽井沢」が上映された。「二人の軽井沢」を選んだのは出渕さんで、理由を「好きだから」「パトレイバーならではの良さが存分に詰まっている」と説明していた。

 第2小隊隊長の後藤喜一と第1小隊隊長の南雲しのぶの会話劇を中心とした異色のエピソードだ。幹部研修で軽井沢を訪れていた後藤と南雲は、慰労会や上層部との付き合いを避けるため、早々に退散するが、南雲は階段で足首を捻挫してしまう。さらに、超大型の台風が上陸しつつあるという不運が重なる。二人はラブホテルで一夜を共にすることになるが、踏み込めないまま朝を迎える。

 「パトレイバー」は“ロボットアニメ”にカテゴライズされることもあるが、「二人の軽井沢」にはロボットは出てこない。「異色のエピソード」とは書いたが、「パトレイバー」ではロボットの活躍が描かれないエピソードも珍しくない。それも“パトレイバーらしさ”と言える。

 「EZY」は、労働人口減少が進み、AI技術による自動化が進んだ2030年代の日本が舞台となる。出渕さんは「EZY」への思いを「初心に帰ろうとした。“パトレイバーらしい”読み切り感を出していきたい。パトレイバーらしさを考えた時、初心に帰り、楽しさを主軸にした。昔も10年後くらいを意識していたけれど、新作も10年後くらいを描いている意識です。昔出てきたキャラクターも年を取っている。裏切らないように作っているつもりです」と明かしていた。

 「EZY」の第1話がついにお披露目されたが、まだ分からないことも多い。“原点回帰”を掲げた「EZY」が、令和の観客にどのような“パトレイバーらしさ”を提示するのか。(阿仁間満/MANTANWEB)

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