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田辺桃子:「田辺桃子としてのブランドをもっと確立したい」 連ドラ「推しの殺人」アイドル役が好評 いまだSNSにぎわす「筑前煮女」への思いも

ドラマ「推しの殺人」でトリプル主演を務める田辺桃子さん=読売テレビ提供

 「何年たっても『あのドラマのあのキャラクターって最高だよね』と思えることって、やっぱり喜びでしかないです」。こう話すのは、数々のドラマ、映画に出演してきた俳優の田辺桃子さん。確かな演技力で作品ごとに視聴者に異なる印象を与え、強烈な印象を残してきた。現在、トリプル主演作「推しの殺人」(読売テレビ・日本テレビ系、木曜午後11時59分)で、事務所社長を殺害するアイドル役を演じている。田辺さんに、今作への意気込み、役者業への思いを聞いた。

 ◇アイドル役として臨んだライブシーン 「不安もあった」

 ドラマは、2024年第22回「このミステリーがすごい!」(宝島社)の大賞文庫グランプリを受賞した遠藤かたるさんの同名小説(宝島社文庫)が原作。田辺さん、横田真悠さん、林芽亜里さんが演じる3人組アイドル「ベイビー★スターライト」は“殺人”という罪を犯してしまうが、事実を隠蔽してステージに立ち続けようと誓う。ピンチが次々と襲い、やがて世間を騒がせている未解決連続殺人事件に巻き込まれていく。

 田辺さん演じる高宮ルイは、頭はいいが感情を表に出すのが苦手なキャラクター。「周りの人に『ちょっと怖そう』とか『何考えているのかわからない』と言われていそうだ、と想像しています。一方で、ルイには、ほっとけばいいのに手助けしちゃうような人柄の温かさがある。そういう部分が結構好きです」と印象を語った。

 「ベイビー★スターライト」として、ファンの前で歌ってダンスをするライブシーンも登場した。「お芝居をしながらダンスシーンをやるので難しいですね。(横田さん、林さんとの)3人での練習が圧倒的に少なくて大丈夫かな? と不安もありつつやっていました」と振り返った。

 一方で、撮影現場でのスタッフのリアクションに助けられた。

 「まず、第一に現場のスタッフチームが楽しんでくれることが、私の中で最初の手ごたえなんです。皆さんが『ライブをもうちょっと見たい』と言ってくださって、うれしかった! きっと映像を通して見てくださる皆さんにも届くんだろうと思っています」

 ◇4年前のキャラクターがいまだに話題に

 これまで多くの作品に出演してきた田辺さん。視聴者から「同一人物とは思えないほど別人」といった声が上がるほど、さまざまな顔を見せてきた。なかでも、連続ドラマ「リコカツ」(2021年放送、TBS系)で演じた航空自衛隊の副パイロット・一ノ瀬純は、視聴者から親しみを込めて「筑前煮女」と呼ばれ注目された。「筑前煮女」という愛称はいまだにSNSをにぎわせている。

 「そこまで記憶に残ることってなかなかないですし、いまだに皆さんの印象に残っているのは、純粋にうれしいです。次は(現在演じている)このキャラクターでいくぞ! というモチベーションにもなっていますね」

 「リコカツ」が放送された4年前に「田辺桃子が出ているんだったらどんな作品なんだろうな? とわくわくしてもらえる俳優になりたい」と語っていた。その点については「当時から志は変わっていません。今は『田辺桃子が出ていたら間違いないよね』って思っていただけるような、“田辺桃子”としてのブランドをもっと確立していきたい、というのが目標です」と述べ、大きな瞳を輝かせた。

 そんな田辺さんに「役者業はおもしろいもの?」と尋ねると、勢い良く「おもしろいです!」という答えが返って来た。

 「人生のきっかけになる仕事が俳優業なんじゃないか、と思っています。いまだに忘れられないワンシーン、キャラクターに出会えたおかげで、今の自分がいます、というお話を(ファンから)聞くとうれしくて。人の過去を変えることはできないけど、人が変わるきっかけづくりには貢献できるかもしれないと感じてから、そこが私の中ではおもしろいポイントだと思っています」。

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