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SANDA:テレビアニメが2025年秋放送 村瀬歩と東地宏樹が二人一役 三田とサンタに

「SANDA」のティザービジュアル第2弾(C)板垣巴留(秋田書店)/SANDA製作委員会

 「BEASTARS」で知られる板垣巴留さんのマンガが原作のテレビアニメ「SANDA」が、 2025年秋に放送されることが分かった。メインキャストも発表され、村瀬歩さんが三田一重役、東地宏樹さんがサンタクロース役として出演することが分かった。三田とサンタは対照的ながら同一人物で、村瀬さんと東地さんが二人一役で演じる。「サンタさん、友達を見つけてください。」というコピーと共に、まだ幼さが残る愛らしい少年・三田と、力強さあふれるサンタクロースが描かれたティザービジュアル第2弾も公開された。

 メインスタッフも発表され、「ユーレイデコ」「SUPER SHIRO」の霜山朋久さんが監督を務め、「ダンジョン飯」「らんま1/2」のうえのきみこさんがシリーズ構成・脚本、音楽はプロデューサーとして多数のアーティストの楽曲を手掛けてきた田中知之さんが音楽を担当することが分かった。田中さんがアニメの劇伴を担当するのは初めて。「スコット・ピルグリム テイクス・オフ」の石山正修さんがキャラクターデザイン・総作画監督を務める。「映像研には手を出すな!」「犬王」「ダンダダン」などのサイエンスSARUが制作する。

 クリスマスの名曲「Stille Nacht」にのせて、ダイナミックなサンタクロースのアクションが描かれたPVがYouTubeで公開された。

 村瀬さんは「大人とは?子供とは?という永遠の問いに対して、強烈なストーリーとキャラクターを武器に全力でこちらを殴ってくる力がある作品だと感じました。その渦中にて揺さぶられ続ける三田を絶対やりたかったので超うれしかったです! 巴留先生の唯一無二な個性がアニメでどう描かれるか楽しみにお待ちください!」とコメント。

 東地さんは「まずは作品の世界観やキャラクターがとても好みすぎて。決まった時は、とってもうれしかったです! サンタクロース役なのですが、単なるおじさんではなく、少年の心を持っているという難しい役ですが、体当たりで臨ませていただきました。ぜひともお楽しみに♪」と話している。

 霜山監督は「アニメ化にあたって『SANDA』のキャラクターたちが放つ光をより輝かせるぞという気持ちで制作しています。『大人と子供』とは、と悩む三田とそんな三田を振り回すキャラクターたちが生き生きと動くのを楽しみにしてください!」と語っている。

 シリーズ構成・脚本を担当するうえのさんは「初めて原作を読んだ時、冬村のことが好きになりました。脚本を書いて冬村のことが大好きになりました。大人になりかけている子供たちの不器用な青春を見守ってください。何卒よろしくお願いいたします」とコメント。

 音楽を担当する田中さんは「アニメーションの劇伴を全て担当するのは実は初めての経験で、非常に楽しくやらせていただいております。しかも初めてだというのに、従来の作法とは全く違う、フレキシブルでアグレッシブな劇伴の制作方法を提案差し上げたのですが、それを監督はじめスタッフの皆さまが受け入れてくださり、結果、非常に面白い作品が生まれそうであります。乞うご期待」と話している。

 キャラクターデザイン・総作画監督を務める石山さんは「板垣巴留先生が描く魅力的な人物たちを、原作ファンの方々に『そうそう、色がついて動いたら絶対こうだよね!』と感じていただけるように、また初見の方々にも本作が板垣先生の作品に触れる一助となれるように、とにかく元の魅力を引き出すことに注力してデザインしました。ドタバタしつつ、凍(い)てつくも熱い物語を一瞬たりともお見逃しなく! 皆さんにとって、すてきなプレゼントになりますように」とメッセージを送った。

 「SANDA」は、2021年7月に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載を開始し、今年7月に最終回を迎え、約3年の連載に幕を下ろした。超少子化時代を迎え、子供が過剰に保護された近未来の日本が舞台の異色の“サンタクロース”ヒーローアクション。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:霜山朋久▽シリーズ構成・脚本:うえのきみこ▽音楽:田中知之(FPM)▽キャラクターデザイン・総作画監督:石山正修▽アニメーション制作:サイエンスSARU

 ◇キャスト(敬称略)

 三田一重:村瀬歩▽サンタクロース:東地宏樹

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